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目に青葉・・・

庭のサツキ


 6月もぼつぼつ半ば。庭の植え込みの間では薔薇ばかりでなくサツキも咲きはじめた。一見、いつもの年と同じように花を開いているようだが、今年は開花がちょっとイレギュラーしているようにも。4月5月のバカ陽気がそうさせたのだろう。事実、私達がロータリークラブの例会でお邪魔する山梨市駅前の割烹旅館のご亭主によれば、今年は1週間から10日は開花が早いという。



サツキ2


 この親爺さんは80歳も半ばを過ぎたが、サツキの盆栽作りにかけては自他共に認める玄人はだし。自宅の庭に200鉢近い盆栽を作り、愛好家仲間ばかりでなく付近の人達の目を楽しませている。いつも陽気な奥さんが「うちの旦那は旅館の仕事や私達家族より盆栽の方が大事なんですよ」と、冗談とも本音ともつかないように話すほどの盆栽好き。そうでもなければ、人々、とりわけサツキのベテラン盆栽愛好家を唸らせる作品など作れまい。


盆栽


 どんな花もそうだが、一年でみれば花をつけるのはほんの一時期。ツツジの後を追うように咲くサツキの場合も6月のこの時期だけ。問題は暑い夏場や乾燥する冬場の管理だ。一年を通して水遣りもしなければならないし、ジワジワ伸びる枝や葉っぱの調整や全体の形作りもしなければならない。時には盆栽につく虫も取ってやる。


 大事にしなければ来年、いい花をつけてはくれないのだ。第一、放っておいたら盆栽としての体を失ってしまう。奥さんが冗談にも「私達より大事」と言うように、まさに手塩にかけて大事にしてやらないと来年どころか「今」もないのである。


秋月サツキ


 人間であれば百人が百人、綺麗な花が咲いていれば誰だって水遣りもすれば、大事にもする。問題はその後だ。花を落としてしまうと、その存在すら忘れて、ほったらかしにしてしまいがちだ。私のようなズボラ人間だと枯らしてしまうのがオチ。凡人と親爺さんのような盆栽気違いの違いはそこにある。


 丹精込めた≪我が子≫は「どうだ」と言わんばかりに胸を張って他人にも観せる努力もする。親爺さんは今年もライトアップまでして夜の見物客の便に供した。照明に浮かび上がるサツキの盆栽は、えもいわれぬ風情がある。


サツキ



 天候の乱れによる影響は、なにもサツキに限ったことではない。この辺りの果樹農家は軒並みそのシワ寄せを食っている。葡萄、桃、サクランボ・・。そのいずれもが1週間から10日も進んだという。サクランボはハウス物の出荷がすでに終わり、露地物へ。桃は摘果を既に終え、袋かけの最盛期。葡萄は伸びたツルを棚に縛り付ける「ツル結っけ」や房づくりをしながら、葡萄の種を抜くジベレリンという薬品処理の作業が真っ最中。

 



 サツキだったら開花が1週間早まうが、10日は早まろうがかまわないが、果樹栽培農家はそうはいかない。戦々恐々。生育の成否にとどまらず、価格への跳ね返りが心配だ。例えば、気温差のタイムラグを狙った山梨のサクランボの場合、本場・山形産との競合だ。お天気のいたずらは農家の財布をも左右するのである。


 財布を作用するのは天候ばかりではない。今年はコロナウイルスが果樹農家にも痛烈なパンチを。果樹の先発・サクランボはハウスものが終わって、間もなく露地ものに移行するが、ハウスものと同じで、観光バスの予約はゼロ。その後を追っかける桃や葡萄も…。


さつき


 平たく言うと今は目に青葉・・・の季節。人間とは贅沢で、わがままなもの。その新緑や青葉が重苦しくさえ感ずるのだ。只ででも混み入っている我が家の植え込みを見ながら、煩わしい剪定作業が気になり始めた。大雑把にせよ植木だって盆栽管理と同じなのだ。


盆栽1      盆栽2


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趣味のキルト展

キルト1


 へえ~、と思うことがある。玄人はだしという言葉があるが、趣味で始めたことが、やがてプロ顔負けの技を、いとも簡単にやってのけることがしばしばある。もちろん、私のような盆暗には望むべくもないが、そこには人知れない、それへの興味というか執着と努力があることだけは確か。それがまた、技術や奥行きを深めてゆくのだろう。




 先日、甲府市内の総合市民会館でご婦人たちの趣味のグループが開いたキルト展を見せていただいた。普段なら私ごときの野暮天が覗く所ではないが、麻雀仲間でもある高校時代の同級生の奥さんの作品発表とあって喜んで足を運んだ。そこには所狭しと、メンバーの作品が並んでいた。


キルト2



 まさに、へえ~、である。キルトはアメリカやメキシコ、スペインなどの専門店やお土産物屋さんで何度も見たことはあるが、そこで見た≪商品≫と優るとも劣らない作品がずらり。グループの作品発表の場なので作品の脇には出展者の名前が。野暮天の私をいざなってくれたご婦人は同級生の奥さんだから、言わずもがな70歳を超している。


キルト4


 普段は日本一の葡萄の産地・山梨県勝沼町で一丁五反もの葡萄園を栽培するご主人を支え、一年を通しての果樹園の仕事と、シーズンには直売所で観光バスやマイカーでやって来るぶどう狩りのお客さんを見事にさばいてみせる。文字通り内助の功を発揮するのだ。私と同じように、どちらかといえば麻雀しか取り得のないご主人とは、ここから先が違う。




 忙しい畑仕事の合間を縫ってキルトの趣味グループで頑張っているのだ。何年ぐらい続けているかは定かではないが、2年や3年ではないことだけは確かだ。このご婦人、そればかりではない。書道は師についてもう何十年と習い、今では師範格の腕前。毛筆でも硬筆でも、それは見事な字を書く。ご主人はお酒を飲まないのだが、私達、男どもが麻雀や酒に現を抜かしている間に、さまざまな趣味と取り組み、力をつけているのだ。同じ麻雀仲間に限ってみても、定年でその職を後進に譲った元特定郵便局長夫人はピアノの先生、清涼飲料の販売会社を営むオーナー夫人は日本舞踊の師匠。いずれも趣味の域を超えている


キルト3


 キルト展の会場には男性客は珍しい。そんな中で私のような野暮天がもう一人。




 「やあ~、お久しぶり。あなだも義理のお付き合い?」。




 「そうですよ。女房の下働き。小間使いみたいなものですよ」。



 調子に乗って野暮天などとは失礼千万だが、この方は私がサラリーマン現役時代お付き合いをさせて頂いた電力会社の幹部で、実はこのキルト展の主催者、つまり先生のご主人だった。「かみさんの意向を聞いて作品の額を用意したり、展示作業を手伝ったり。いわば小遣さんです」。そのお人柄だろうか、まんざらでもなさそうにニコニコしながら話してくれた。



キルト5


 キルトはヨーロッパの寒冷地で保温着として生まれた。布地の有効利用のために余り布を繋いで作ったのが始まりだという。日本では、この展示会のように多色の布を縫い合わせたパッチワークキルトが主流だそうだ。その織り成す変化は無粋者でも見ていて楽しい。




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ダンススポーツの魅力

ゴルフ   パレット


 70半ばを過ぎても人間、やってみたいことはあるものだ。職場を退いて時間が出来たせいもあるのだろう。あれもやりたい、これもやりたい。やりたいことはいっぱいある。例えば、改めて毛筆も習ってみたいし、も描いてみたい。釣りや、仕事に追われ、思うように行けなかったゴルフも心機一転・・・。時間なら十分にある。だってじっくり読もう。




 ところが、これがみんなダメ。根っからの無精者のせいだろうか、明日から、明日からと言っているうちに、職場をリタイアしてから、あっという間に10年以上の歳月が過ぎてしまった。手近かな読書がいい例で「よ~し、今度は・・・」と思って沢山買い込んできた本が机の脇に積みっ放なし。いわゆる「積ん読」である。人間の心理とは不思議なもので、積んでしまった本は興味が半減してしまうから、また新しい本を買う。「積ん読」の繰り返しだ。


本



 野球やサッカー、ソフトボールなどスポーツは、ハナから諦めている。メタボの人間が、その真似事だって出来っこないからだ。ただ、出来たらいいな、と思うものはある。現に年取った方でもおやりになっているスポーツもあるのだ。


大会1



 先頃、山梨市にある県立の体育館で開かれたダンススポーツ大会を観にいった。もちろん、無粋の上、自らがメタボ人間であることを自覚しているから、本気でやろうなどという不遜な考えもないし、特別の関心があったわけではない。この大会を主催する山梨県ダンススポーツ連盟の会長さんは、ユネスコの活動を通じて、もう50年以上の付き合い。そんな事を言ったら叱られるが「顔を見せてよ」と言われれば、嫌だとはいえない。
ダンス

 
 いわば義理で大会会場を覗いたのである。ところがどうだ。昭和61年のかいじ国体のバスケットボール会場にもなった体育館の中は、選手達の気迫や優雅さに満ち溢れ、見る者を圧倒、その魅力の虜になった。広い競技スペースで踊る十数組ずつの選手達、その周りで次の出番を待つ選手はもちろん、スタッフが取り囲む。観客だって少なくない。ざっと見ても7~800人はいるだろう。ワルツやタンゴの曲が会場いっぱいに響き渡る。


大会2



 気遣ってくれた会長や副会長の案内で来賓席へ。頂いたプログラムを見ると、午前10時から午後5時まで、昼食時間をはさんで競技スケジュールがびっしり。ラテンとスタンダードの二部門で、B級からD級、続くランクの1~6級の選手達が技を競うのである。スタンダード部門はワルツタンゴ、ラテン部門はルンバチャッチャッチャなどだ。


大会3


 知り合いの前会長さんの話によれば、スタンダードはかつてのモダンを呼称変更したのだという。大会名は山梨県大会を銘打っているが、事実上の関東甲信大会。地元山梨はもちろん、東京、埼玉、千葉、神奈川など各都県と一部東海の選手達が参加しているのである。特に、この大会では選手カップルの合計年齢が120歳以上スーパーシニア140歳以上ウルトラシニアの両選手権も併設。私たちと同年代、いや、それ以上の人達が颯爽と踊っているのである。女性は赤、青、黄色、ピンクのドレス、男性は燕尾服姿で。背筋がピーンと伸びていた。説明をしてくれた前会長さんは間もなく80歳。まだ現役だという。見るからにお若い。スポーツダンスの効果だろう。つい「俺も」なんて考えたくなる。



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定年退職と女房達

「やまびこさんは引退後、上手に生活されているようですね。うちの夫が定年後、家にずっといると思うと、ゾッとします(笑い)。毎日、通勤が大変で、辛いことも分かるのですが、毎日、出掛ける所がない、というのも辛いことでしょうね」


家


 東京にお住まいの方だろう。私のブログをお読み頂いている「らいり」さんからの、こんなコメントを拝見しながら、ふと、東京の知り合いのことを思い出した。もう20年近く前のことだが、会議か何かで上京した時のことである。後ろから私の名前を呼ぶ声がした。こんな東京のど真ん中で私を知っている人なんかいるはずがないと決め込んで、振り向きもせずに歩いていたら、息を切らすように駆け寄ってきた人に肩を叩かれた。


東京


 以前、仕事の関係でお世話になったことがある大手広告代理店の幹部だった。



 「冷たいじゃあないですか。後ろ姿で、あなたと分かったものだから、駆けて来たんですよ」



 「これは失礼しました。こんな所でお遭いするとは、奇遇ですねえ。ところで、今はどちらの部署に?」



 「私は来年、定年。言ってみれば、もう窓際なんです。だから定年後を考え、仕事が終わった後、料理教室に通っているんですよ」



 「料理教室?」


調理


 「そう。料理教室。私等、サラリーマンは40年近く、自分で飯を作ることも知らずに、せっせと働いてきた。付き合いゴルフぐらいのもので、これといった趣味も持たず、働くばかり。ふと、気づいたら定年。料理教室は趣味と実益の一石二鳥なんですよ。第一、同じような境遇の人達が集まるから面白い。競争も利害もないから妙に心も通じるんです



 「へえ~、そんなもんですかねえ~」



 「あなただって、その時になれば分かりますよ。毎日、家にいれば、そのうち女房だって、たまには自分でおやりになったら・・・なんてことを言い出しかねません。友達? 会社や仕事上の仲間なんちゅうものは、案外、その場限り。生活のリズムが違ってしまうんだから、趣味という共通項でもなければダメ。いずれ、友達関係は消滅しますよ」




この人はこんなことも言った。



「あなたのように山梨の地方に住んでいれば、恐らく、耕す土もあれば緑の自然もある。隣近所の付き合いも。でも、私等、鉄板一枚のドアで隣と遮断されたマンション暮らし。女房と二人きりになった、その様を想像してみてくださいよ」

東京2



東京の日比谷を歩きながら交わしたざっと20年前の会話。あっ、という間にその20年が過ぎた今、この人の言葉の一つ一つが頷ける。そして「らいり」さんが冗談とも本音ともつかないように言う「夫が毎日、家にいると思うとゾッとする」と言う言葉も、よく分かる。




「おじさん達、寂しいこと言ってるね、って?」。そう言う、お若い方々だって、遅かれ早かれ来る道なんですよ。ただ、不思議なことに夫婦喧嘩だけは確実に少なくなります。



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人権擁護委員とデジカメ

フィルム一眼レフ

 仕事柄いつもカメラを持ち歩いた。と言っても、もう50年も前のことである。ペンタックス、ニコン。いずれも一眼レフだ。比較的ボデイが軽く、シャッター音が心地よいペンタックス。一方、ニコンはボディが重いがレンズの切れがよく、好きなカメラだった。




 もちろん、モータードライブなんて優れものではなかった。当時はフラッシュも重い装着式のもので、これをセットにすると肩にずっしりと来た。疲れた時など、その重さが気になって、捨ててしまいたいような思いをしたことさえある。このカメラ、今も押入れの隅かどこかにカビだらけ、ホコリだらけになって転がっているだろう。



 「このカメラ、お前にやるよ」。もう、だいぶ前になるが、娘に、そう言ったら全くすげなく、こうだ。

 「お父さん、今時、こんなカメラ遣う人、誰もいないよ」


 「バカ、このカメラ、替えレンズも入れれば30万円近くもしたんだぞ」


 こんなたわいもない何十年か前の会話が、ついこの間のような気がする。



 かつて外国でカメラを肩に歩く観光客は日本人の象徴でもあった時代がある。ところが、いつの間にかカメラがポケットに入ってしまった。デジカメの普及は観光客のスタイルなんて笑い話ではなく、大手のフィルムメーカーまでぶっ飛ばした。それどころか、その機能が当たり前のようにケイタイにまで入り込んで、さらに進化しようとしている。




 ケイタイも含めてポケットに入ってしまうのだから確かに便利だ。それどころか、距離も露出もみんな人間がやらねばならなかった昔のカメラと違って、逆光ででも撮らない限り、絶対に失敗はない。性能は抜群である。習慣とは恐ろしい。今でも一眼レフと同じように片目を瞑って、デジカメを覗いてしまう自分に苦笑いすることがしばしばだ。だからか、どうもデジカメは好きになれない。




 しかし、このブログを始めてからというもの、そうばかりも言っていられなくなった。娘のデジカメを借りては持ち歩いたこともある。こんな時、人権擁護委員による特別相談の後、お茶をご一緒した同じ人権擁護委員の方に高性能のデジカメを頂いた。この方は高校、大学の先輩で、今は弁護士。お茶を飲みながら「うちの事務所の職員が今日、買ってきたばかり」というカメラを「へえ~、いいカメラですねえ」と言いながら手にとって見ていたら「あなたには世話になった。気に入ったのだったら差し上げますよ」。惜しげもなく、ポーンと「先着40名限定で4万円近くした」カメラをくれたのである。その後、ケイタイで事務所に連絡「今日のカメラ、もう一台買って来てよ」と命じている姿にただただ恐縮した。

finepix.jpg

 確かに切れがいい。腕さえ良ければもっといい写真が撮れたはずだが、こればかりは・・。私のブログは文字日記だから写真など、とも言っていられない。お読みいただくためには、少なからず、ビジュアルにご覧頂く工夫を惜しんではいけないと思っている。


 
花1  花2 花3



 それが気前よくデジカメを頂いた人へのお礼でもあることは無論である。




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おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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