釣りバカおじさん

魚  

 ひと頃のテレビの人気ドラマ「釣りバカ日誌」のハマちゃんではないが、私の親しい同級生に、それはそれは釣りが大好きな男がいる。釣りばかりではない。春、秋にとどまらず、年がら年中、山菜取りもすれば、狩猟もする。射撃は一級の腕前だ。




 例えば、春の山菜・フキノトウやタラの芽、コシアブラ、夏場に近くなっての山ウド、ゼンマイ、ワラビ、秋になってのマツタケや冬場のセンブリ、キハダ・・・。思い立ったらいつでも山を飛び歩く。釣りだって同じだ。もやれば、山女岩魚も。狩猟はクマイノシシなどの大物もやれば、キジヤマドリなどの小物もやる。


イノシシ  


 そんな男だから、地元の漁協や狩猟協会も放って置くはずがない。当然のことながらその役員も務めている。漁協といっても、山梨は海なし県。相手はだ。もちろん、河口湖や山中湖など富士五湖のように湖沼もあるが、この人は川の漁協だ。釣り人を楽しませるための鮎や山女の放流に携わりもすれば、その管理や指導、監督もする。


魚2


 年齢から、仕事も第一線を退いている今は、まあ時間もあるかもしれないが、現役時代も、いつの間に山や川を飛び歩いているのかと、不思議に思うほど、上手に時間をやり繰りするのだ。ことさらに、それを話したりもしない。山菜や川の鮎や山女など獲物は仲間達に振舞うのである。ショウガ醤油やニンニク醤油で食べる鹿の刺身、岩魚の骨酒。天下一品。酒飲みには至福の味だ。




 ○○さんや○○さん。私のこのブログにおいでいただく方々の中にも釣り好きな方がいっぱいいらっしゃる。恐らく同じような≪釣りバカ≫だろう。そこに共通しているのは、釣りを通じてのいい仲間がいることだ。ブログを拝見していても、それが言わず語らずに伝わってくる。「釣りバカ日誌」のスーさんのようにだ。


釣りバカ日誌  


 鮎の最もポピュラーな漁法は友釣り縄張り意識が強い鮎の習性を逆手にとって、友鮎を群れの中に投入して攻撃してくる鮎を友鮎の後ろにつけた釣り針に引っ掛けて釣り上げる手法だ。普段の鮎の餌は水蘚。これも知っていた。今はやらないが、わんぱく盛りの子供の頃、せいせい、鮎釣りをしたからだ。




 「へえ~」。私は釣りバカのこの仲間に教わったことが幾つもある。例えば、は餌では釣らないというか、釣れないと、この歳まで思っていた。ところが、餌で釣れるのだという。ただ稚魚の時だ。富士川の下流で、試釣りして来たという餌釣りの稚鮎をいただいたことがある。擬餌針もあるが、山女や岩魚、ニジマス、鯉や鮒、鮠などに至るまでおしなべて川魚は餌で釣る。でも、鮎だけは・・と思っていたのである。「知らないのはお前だけだよ」と言われるかもしれないが、そうなのだ。大げさかもしれないが、目から鱗だった。

魚3

 この釣りバカさんは柔道もやる。腕前は6段。山梨県柔道連盟の山梨市副支部長をしている。やがては支部長を務めるのだろう。見せて頂いたことがあるが、6段以上になると締める帯も違ってくる。赤と白のツートーン。競技ではほとんど見かけない。恐らく名誉的な要素もあるのだろう。66歳。「若い連中とまともに戦ったら、もうかなわない。黒帯どころか白帯にだって無理だ」という。





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ハマルということ

 人間、その年齢や環境で、ハマル事のひとつやふたつあるものだ。プラモデルであったり、切手など趣味の収集であったりする。競馬やマージャン、パチンコ、カジノ遊びなどギャンブルだってある。釣りやカメラだってあるだろう。人、それぞれさまざまだ。


テニス   色鉛筆

 私の場合、なんと言ってもパソコン。今度の外国旅行を兼ねたクルージングもそうだ。こちらはお金と時間がかかるから、そう度々という訳にはいかない。ところが、今度ばかりはパソコンとクルージングがブッキングしてしまった。


PC     クルージング


 えっ、何の事?と、お思いだろうが、実はこうだ。15日間のカリブー太平洋クルーズをはさんで一ヵ月近いアメリカ旅行を計画したものの、ブログの更新も休みたくない。ずっと定期的に更新してきた。


富士の山ちゃん


 ハマルという事は恐ろしいもので、自分でも信じられないほどのエネルギーを発揮する。いつもならだらだら飲んで、女房から嫌がられた晩酌も適当に切り上げるし、マージャンや仲間との無尽会で飲んで午前様で帰っても、必ず、一度はパソコンの前に座る。「お父さんのおもちゃ、いつまで続くかな?」。女房から「いつかは飽きる」と見られ、半ば笑われたって何のそのだ。そんなブログだから、一ヵ月近くも更新を休むわけにもいかない。




 「そんなの簡単じゃない。パソコンを持って行って、そこで更新すればいいじゃない」



 その通りだ。いくらアナログ人間でも、そのくらいの事は考えた。インターネットだから地球上のどこからだって、その施設があれば接続できるに決まっている。問題は接続の仕方と、派生する経費である。ITには詳しい知人に聞いたり、調べてもらったりした。ハワイにお住まいのブログ仲間「マダムさん」にもお知恵をお借りした。

ハワイ


 結果はそんなに難しいことではなかった。今度行くところには日本語バージョンのパソコンがなさそうだから、端末をこちらから持って行けばいい。その場合も、船の客室やインターネットルームにも接続口があって、そのパーツもアダプターなどを使用しなくても、そのまま使えるらしい。ウイルス対策はちょっと微妙だが、まず問題はなさそうだ。




 ところが、私にとって最大の問題は、それに伴う経費。100分で55ドル、200分だと100ドル。私のような新米が、そんなに流暢にパソコンを叩き、ブログの更新が出来るわけがないから、時間は100分ばかりでは済まないに決まっている。更新を毎日しなくても、その間、お訪ねいただくエディタの友達への返事などを書かないといけないから、インターネットの使用料は平均しても一日5,000円では済まない勘定だ。




 そこが貧乏人の貧乏人たる所以。5,000円 × 約1ヵ月。とても出来る相談なんかじゃあない。昨年、アラスカクルーズに行った時、その出港、帰港の拠点となったシアトルでは、どこのホテルも只。さすがはマイクロソフト社のビル・ゲイツのおひざ元だけはある。世界一の大金持ちが神様に見えた。とにかく日本語バージョンでないと・・。持って行くことに超したことがないのだろう。






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定年退職と女房達

「やまびこさんは引退後、上手に生活されているようですね。うちの夫が定年後、家にずっといると思うと、ゾッとします(笑い)。毎日、通勤が大変で、辛いことも分かるのですが、毎日、出掛ける所がない、というのも辛いことでしょうね」


家


 東京にお住まいの方だろう。私のブログをお読み頂いている「らいり」さんからの、こんなコメントを拝見しながら、ふと、東京の知り合いのことを思い出した。もう20年近く前のことだが、会議か何かで上京した時のことである。後ろから私の名前を呼ぶ声がした。こんな東京のど真ん中で私を知っている人なんかいるはずがないと決め込んで、振り向きもせずに歩いていたら、息を切らすように駆け寄ってきた人に肩を叩かれた。


東京


 以前、仕事の関係でお世話になったことがある大手広告代理店の幹部だった。



 「冷たいじゃあないですか。後ろ姿で、あなたと分かったものだから、駆けて来たんですよ」



 「これは失礼しました。こんな所でお遭いするとは、奇遇ですねえ。ところで、今はどちらの部署に?」



 「私は来年、定年。言ってみれば、もう窓際なんです。だから定年後を考え、仕事が終わった後、料理教室に通っているんですよ」



 「料理教室?」


調理


 「そう。料理教室。私等、サラリーマンは40年近く、自分で飯を作ることも知らずに、せっせと働いてきた。付き合いゴルフぐらいのもので、これといった趣味も持たず、働くばかり。ふと、気づいたら定年。料理教室は趣味と実益の一石二鳥なんですよ。第一、同じような境遇の人達が集まるから面白い。競争も利害もないから妙に心も通じるんです



 「へえ~、そんなもんですかねえ~」



 「あなただって、その時になれば分かりますよ。毎日、家にいれば、そのうち女房だって、たまには自分でおやりになったら・・・なんてことを言い出しかねません。友達? 会社や仕事上の仲間なんちゅうものは、案外、その場限り。生活のリズムが違ってしまうんだから、趣味という共通項でもなければダメ。いずれ、友達関係は消滅しますよ」




この人はこんなことも言った。



「あなたのように山梨の地方に住んでいれば、恐らく、耕す土もあれば緑の自然もある。隣近所の付き合いも。でも、私等、鉄板一枚のドアで隣と遮断されたマンション暮らし。女房と二人きりになった、その様を想像してみてくださいよ」

東京2



東京の日比谷を歩きながら交わしたざっと20年前の会話。あっ、という間にその20年が過ぎた今、この人の言葉の一つ一つが頷ける。そして「らいり」さんが冗談とも本音ともつかないように言う「夫が毎日、家にいると思うとゾッとする」と言う言葉も、よく分かる。




「おじさん達、寂しいこと言ってるね、って?」。そう言う、お若い方々だって、遅かれ早かれ来る道なんですよ。ただ、不思議なことに夫婦喧嘩だけは確実に少なくなります。



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麻雀ダコとペンダコ

 「お父さん、これは何ですか。麻雀ダコでしょう」
 「そんな事よく分かるな」
 「大体分かりますよ。毎週のように明け方まで麻雀やるんですもの」





 少しばかりの仕事で疲れた肩と腕をもんでもらっていた時の女房との会話である。そう、私の右手の中指には、第一間接と第二間接の二箇所に大きな麻雀ダコがある。それほど力を入れて牌を握るわけでもないが、その二箇所の腹に牌を引っ掛けてしまうから、どうしてもタコが出るのである。

手


 「これじゃあ、お父さんがどこで死んでいても、麻雀好きの人とすぐ分かるわね」
 「おい、おい、そんな縁起でもないこと言うなよ」




 女房に言われるからではないが、大きくなると、ちょっぴり邪魔になるような気がするので、爪切りで削り取るのである。




 その右手にはもう一つのタコがある。ペンダコだ。このタコはみんなお分かりになるだろう。右手の中指と人差し指の第一間接横に出るのである。しかし、こちらは放っていても小さくなるばかりだ。タコが出るほど文字を書いたのは遙か昔のことで、今は字を書かないからタコなんか増殖しっこない。

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 麻雀ダコとペンダコ。この二つが生まれる背景は大きく様変わりした。ひと頃、お世話になった甲府の麻雀荘は、一つ、また一つと姿を消している。麻雀人口がどんどん減っているからだ。若者達は見向きもしないし、お酒を飲み歩き、酔い覚ましを口実にしては麻雀荘に上がりこんでいたバカなサラリーマンも少なくなってきた。


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 「たまには来て下さいよ」。甲府にいたサラリーマン現役時代によくお世話になった麻雀荘のマスターは久しぶりに出会った私に、かつてのよき時代が恨めしそうに今の姿を話してくれた。まさに閑古鳥だそうだ。古くは学生時代。今は懐かしい神田や早稲田の学生街の麻雀荘もバタバタ姿を消しているのだそうだ。講義の合間?によくもぐり込んだあの雀荘も・・・。


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 もう一つのタコ、ペンダコだが、これこそ、今やしゃれにもならない過去の遺物だ。なぜかって?パソコンがこれほど普及してしまった今、いわゆるペンを使って大量の文字を書く人間なんていっこない。文字は書くものではなくなって、パソコンで叩きだすものになってしまったのである。一刻を争ってニュースを送らなければならない新聞記者はもちろん、出版社の担当者が次の間で待っている作家だって同じだろう。字がへたっくそな人間にはこんな都合がいいものはない。




 今年も10月31日には来年の年賀はがきが売り出された。あと半月足らずで、その数の大小は別にして、皆さんのお宅にも年賀状が届く。注意して御覧なさい。そのほとんどが印刷文字の活字で埋まっているはずだ。手書きの文字は珍しくなって、それが逆に新鮮味を感じたりして。いつの間にかそんな様変わりをしているのである。




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朝顔の大輪

朝顔2


 朝顔、昼顔、夕顔。これに「寝顔」を付けくわえると、一転、無粋になってしまうのだが、ここで取り上げたいのは粋な朝顔の花。今から1,100年以上も前の奈良時代に中国から遣唐使によってわが国に伝えられたという朝顔は、庶民の間で大きなブームを巻き起こした江戸時代に品種改良が進み、観賞用植物に変わったのだそうだ。


朝顔  



浮世絵にもいっぱい描かれているから、朝顔は下町の夏をいや応なく連想させてくれる。その朝顔が、今、我が家の庭先で見事な大輪をいくつも咲かせている。「いい品種の朝顔だから植えてみて」と、近所の人がくれた園芸用のポットに植えつけたものだ。直径10~11cmもある大輪は赤もあれば青もある。これまでもさまざまの朝顔を見てきたがこんな見事なものにお目にかかったことはない。


朝顔2  


 持って来てくれた人が「いい品種」と言うだけあって、改良品種であることは十分に理解できる。だが、作り方を明らかに失敗。園芸用のポットから大きな鉢に植え替え、ツルを這わせる棒を2本立て、横棒も渡すなど工夫したまではよかったが、縦の棒が短過ぎたのである。分かっているようで分かっていない。無知とは恐ろしいものだ。朝顔のツルはグングン空に向かって伸びるのだが、途中で支えを失うから、下に落ちるしかない。




 ツルは折り返した途中でくちゃくちゃになるばかりか、地に落ちたツルは土の上をどんどん這うのである。その勢いは逞しい。一面が瞬く間にツルだらけになる。そこでは決して花を付けない。空中でなければ花を咲かせない植物なのだろうか。


朝顔3



 この朝顔とは別に、ぶどう園の周りでいっぱい野生の朝顔が咲く。花の大きさ、美しさは比べものにならないが、これも逞しさでは負けない。支線を伝わってぶどう棚にどんどん這い上がるのである。在来種ではない。恐らく、肥料に混じって外国からやってきたものだろうが、繁殖力は強く、自然に落ちた種は来年、何十倍にもなって生えてくる。一般雑草用の除草剤では枯れない。




 昼顔や夕顔も同じだ。野生とか、観賞用を問わず、私達の身の回りには見慣れない植物がいっぱい。花好きの女房がやたらに買ってくる鉢植えや土に下ろす花を見ても、およそ日本のものとは思えない、名前すら分からないものばかりだ。畑や道端の雑草だって「こんなもの、あったっけ」と、思うものがいっぱいだ。タンポポなどは、在来種は完全と言っていいほど駆逐され、葉っぱがギザギザした逞しい外来種に変わった。みんな肥料や飼料が媒介しているのだろう。


庭の花



 朝顔は東京の下町の夏を連想させる。爽やかな花をポツンポツンと飛ばした朝顔の緑で涼をとる庶民ののどかな暮らしを髣髴とさせてくれる。一方、朝顔は「源氏物語」の五十四帖の巻きの一つに登場する。もっとも花ではなく、作中人物だが、その朝顔は源氏に好意を抱くのである。



 失敗作とはいえ、立派な大輪をつけた我が家の朝顔。花が終わったら種を取り、欲しい人に分けてあげたいと思ったのだが,実はこの朝顔、種を付けない。霜が降りる11月初旬まで花を付けているのも特徴だ。朝顔の季節ももう終わりに向かう。





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おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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