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時代劇とワイドショー

水戸黄門


 女房や娘たちから笑われるのだが、私は時代劇大好き人間。「鬼平犯科帳」、「桃太郎侍」、「遠山の金さん」、「暴れん坊将軍」・・・。でも、そんな時代劇がテレビから知らぬ間に姿を消した。かすかに残っているものがあるとすれば、「水戸黄門」ぐらいのものだ。残念ながら、これも風前の灯火だろう。




 週末を除いて職場と自宅を往復していた現役時代と違ってリタイア人間の居場所は、言うまでもなく自宅。畑があるから仕方なくやる野良仕事と、こちらは使命感にも似た気持ちで出て行くボランティアのような活動の会合や催しを除けば、家に居る。




 野良仕事はお天道様と相談しながらだが、一向に収まることを知らないコロナウイルス騒動は«問答無用»に人の外出を鈍らせた。「自粛」要請が解かれても、自らの警戒心に留まらず、世間への遠慮から出歩きの足は鈍る。野良仕事は雨が降れば休みだ。




 同級生や地域の人たち、志を共にするグループなどとの「無尽会」と称する飲み会はむろん、あらゆる会合や催しは、みんな中止、中止。家に居るよりほかはない。そこでは本を読むか、テレビを見るか、パソコン遊びをするか…。歳を食ったリタイア人間のやることと言えばタカが知れている。




 「よ~し、じっくり本でも読むか」。そう決め込んで、今話題の本を何冊か通販のアマゾンでまとめ買いして読み始めるのだが、眼がくたびれて、いつしかダウン。仕方なくテレビのリモコンへ。ところがこちらは相も変わらず、どのチャンネルもコロナ一色のワイドショー番組。「どこかで、映画かドラマでもやっていないか…」と、チャンネルを回すと、あった、あった。時代劇「水戸黄門」が。一瞬、ホッとするのである。




 時代劇はみんな「いい者」と「悪者」がいて最後は悪者が懲らしめられるという筋書きだ。いわゆる勧善懲悪のパターンである。クライマックスは「静まれ~、静まれ~。この紋所が目に入らぬか」(水戸黄門)、「この桜吹雪を知らねえとは言わせねえぞ」(遠山の金さん)、「愚か者。オレの顔を見忘れたか」(暴れん坊将軍)といった決め台詞・小気味のいい啖呵で私のような«お気楽オジサン»を喜ばせてくれるのだ。


遠山の金さん

 でも待てよ。テレビのワイドショーなど総じてメディアのやり方だって時代劇とそれほど変わらない。「悪者」を作り、こちらは寄ってたかって袋叩きにするのだ。「国民の声」と称して、街角で«意図する»声を拾い、暗に正当付けもするのである。相手が権力者なら容赦なく言いたい放題。アホ面して観ている私なんか、いつしか痛快感を味わうのだ。




 新聞、雑誌などの活字や、テレビ、ラジオから流れる電波は不思議な力をもっている。その時々の人々の判断や心の持ち様をも、知らず知らずに変えてしまうのだ。活字と電波のメディアが両面で大合唱するのだから、そのターゲットになった人たちはたまったものではない筈。政権なら当然のように世論調査の数字にも反映する。




 この風潮はどんどんエスカレートしそうな気配だ。政治や私たち消費者のマインドまでメディアに左右されないか。考えれば怖くもある。これ、暇なオジサンの考え過ぎ?




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孫娘の告白

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 「ママ、キョーちゃん、○○君と結婚するの」


 孫娘が、一緒にいた母親と私たち夫婦の団欒の場所で、こんな「告白」をした。「キョーちゃん」とは孫娘の愛称だ。孫娘は当時、6歳。「結婚相手」は、同じ私立幼稚園のお友達だという。一瞬、ビックリしたが、その無邪気さが可愛らしくもある。




 「〇〇君はキョーちゃんが大好きだって。キョーちゃんも大好き。〇〇君はイケメンなんだ」


 そんな話をするちょっと前だったが、孫娘は、こんなことも言っていた。


 「キョーちゃんは大きくなったら、お巡りさんになるの。〇〇君のパパは警察官だって。かっこいいんだよ」


 今時の子供たちが、幼稚園で交わしている会話や無邪気な日常を垣間見た思いがした。


 「痘痕(あばた)も靨(えくぼ)」。例えは悪いが、好きになれば…。子供も同じか?

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 そういえば、私にとっては娘であるママが、こんなことを言ったことがある。


 「朝、幼稚園バスの停留所まで連れて行く途中、横断歩道で信号待ちしていると、よくパトカーに出会うの。そんな時、キョーちゃんは『敬礼』をするの。それも直立不動でよ。私が教えた訳ではないのに…。パトカーのお巡りさんも、それに気付いてニコニコしながら『敬礼』を返してくれるの」




 「キョーちゃんのパパのお父さん(お爺ちゃん)も警察官だったんだよ」


 「フ~ン…」


 そんなことはどっちでもよく、どうやら〇〇君と、お巡りさんのパパの方がいいらしい。


 孫娘は、この3月、卒園式を済ませて4月から小学生。しかし、卒園も、新たな小学校への入学もコロナ禍の煽りを食った。卒園式は形だけで春休みへ。迎えた小学校の入学式も、これまた形だけ。そのまま臨時休校になって5月下旬まで、ずっと休みだった。

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 お友達を作るどころか、担任の先生の顔すら覚えられなかっただろう。バラバラになって小学校に進んだ幼稚園のお友達もみんな同じに違いない。コロナウイルス感染症予防のため、ということは何となく理解しているにしても、未知なる小学校。幼稚園の延長線上とは思っていないだろうが、さりとて小学校がどんな所かは分かる筈がない。




 5月も終わる頃になって、やっと休校が解けた。でも最初の頃は一日おきの登校。クラスを半分に分けての分散授業で、給食もなくお弁当持参。学校側の神経の使いようも半端ではなかった。今はほぼ平常に戻ったらしい。今では毎朝、自らバスを乗り継いで学校に行っている。ママは心配で、後ろからそっと見守っているのだという。

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 「キョーちゃん、お友達出来た?」


 「ウン、41人で来たよ。お友達、バスの中でも出来たよ」


 子供同士、すぐに仲良しになる。大人には真似が出来まい。もう〇〇君のことなど、すっかり忘れてしまったようだ。女心ならぬ幼心とはそんなものだろう。


 無邪気ながらも、ちょっぴり緊張気味に学校に出かける孫娘。本当の「彼」を連れて来るのは恐らく20年ぐらい先だろう。悲しいかな孫の「彼」の顔は見れまい。




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商社マンと玉葱

ビール


  「やあ~、お久しぶり。今、どこの部署に?」



 「今は本社さ。半月ほど前、東南アジアから帰ったばかり。5年ぶりの本社勤務だよ。やっぱり日本がいいねえ」


 「東南アジアでは、どんな仕事を?」


 「百姓さ。百姓。厳密に言えば百姓の棒頭さ」


 「商社マンが百姓? 棒頭?」


 「そうさ。分かり易く言えば、人件費の安い東南アジアで玉葱などの農産物を作らせ、日本への輸入を図るんだよ。毎日、その現場指揮をしていたのさ」


タマネギ


 もう大分前のことだが、久しぶりに会った友と酒を酌み交わしながら、こんな話をした。この男は大学を出たあと、大手の商社に入り、れっきとした商社マンとして活躍していた。その仕事ぶりは私がイメージしていた商社マンと違っていたから、一つ一つ話は面白かった。久しぶりの再会も手伝って話は弾み、酒も進んだ。この商社マン氏によれば、人件費削減のターゲットとする国は、月給が日本円で1万円以内の所だという。


酒


 「あなたも知っている通り、農産物に限らず、商品のコストダウンを図るためには、まず人件費の削減だ。それだけじゃあダメ。こちらが求める質と量を安定的に作らせることだ。その上にもっと肝心なことがある。玉葱であれ、キューリであれ、全てを同一規格にすることだ。そうでなければ、我々はひとつたりとも引き取らない」


たまねぎ


 「安定供給もさることながら、同一規格にすれば国内で流通させる場合の箱詰めひとつとっても無駄なく、合理的に出来る。第一、値札を付ける場合に、いちいちハカリを使わなくても済む。スーパーなど小売店の省力化、つまりはコストダウンに繋がる寸法さ。形も目方も同じだから、売る側は機械的に値札だけを付ければいい」


トマト


 「そう言えば、スーパーに限らず、生鮮食料品の小売店でハカリが姿を消しちまったよなあ・・・」



 「ハカリで計るという行為ひとつ取ったって、商品のコスト計算上はバカにならないものがあるんだよ」

キュウリ


 山梨市の田舎で生まれた百姓の倅でありながら学生時代からサラリーマン時代のざっと60年間を東京や甲府で過ごしてしまった。自ずと食卓に乗る全ての野菜はスーパーや八百屋さんから。現在のように女房と二人で作る曲がったキューリなどお目にかかりようもなかった。一転して今はナスもトマトも大根やサトイモ、玉葱、サツマイモも、みんな形がまちまちであるばかりか、傷モノもいっぱい。でも味は変わらない。むしろ、自分が作った贔屓目かもしれないが、こっちの方がうまい。真っ直ぐであろうが、曲がっていようがキューリの味は同じだ。



 商売上のコスト削減や流通の合理化が、いつの間にか消費者の商品概念を変えた。でも、その反動からか、それが次第に見直されている。「道の駅」など田舎の直売所では形にこだわらないナスやキューリが売れている。消費者だってバカじゃあない。地域の農家と、そんな消費者がうまくかみ合い、どこも人気上昇中なのである。





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いびき

ネコ


 「お父さんねえ、うちのミーコ(猫)、今朝起きたら玄関先で気持ち良さそうに、いびきをかいて寝ていましたよ」



 「バカ言え。お前じゃああるまいし、猫がいびきをかくか」


ミー子


 ミーコとはいつの間にか我が家に住みついた野良猫だ。大分前のことだが、女房とそんな話をしていたら、このブログにお出でいただく「なめネコれお君の母」さんから、たまたま、こんなコメントが。


 「・・・。パソコンを叩いている脇でれお君(猫)がいびきをかいています。・・・」




 やっぱり、うちのかみさんの話は、まんざらの冗談ではなかった。勝手に住みついた野良猫と、恐らく居間の中で我が子のように可愛がられている猫の違いがあるにせよ、そのいびきの様を想像しただけでも愛嬌があって可愛いい。思わず笑ってしまいたくもなる。


ミー子2


 転じて、うちのかみさん、こうして私がパソコンを叩いている後ろのベッドで、それは見事ないびきをかいてみせる。猫のいびきと違って、お世辞にも可愛いいとは言えない。しかし、このいびき、なにも今日に始まったものではないから、それ程気にもならない。ところが、突然、そのいびきが止んだと思ったら「お父さん、何時までパソコン、叩いているんですか。眠れないじゃあありませんか。早く電気を消して寝てくださいよ・・・」




 「バカめ。自分のいびきを棚に上げて勝手なことを言うんじゃないよ」と心のうちでは思うのだが、それを言ったところで仕方がない。「分かった、分かった。もう寝るよ」と、適当にあしらってパソコンを叩いていると、またいびきが・・・。天下泰平である。


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 うちのかみさんのいびき、それは半端ではない。時にはまるで地響きのようないびきをかく。でも人間、慣れとは恐ろしいもの。一緒に寝ていても子守唄にも聞こえるから不思議。とは言っても、それを気にも止めず、腹も立たないと言ったらウソになる。翌日の事を考え、一刻も早く眠らなければならない時だ。そんな時、私にはちょっとした≪処方箋≫がある。指先で肩を押し、身体を横向きにさせれば、いびきはピタリと止む。かみさんも無意識ながらも、それを知っているのだ。




 いびきは横向きにうずくまった状態ではかかない。反対に仰向けに寝ると顎が上がり、生理的にもいびきをかき易くなるのだそうだ。かみさんのいびき、お尻を大きくし、我が家での存在感を増すに連れ顕著に。連れ添ってもう50年。それが証拠に20年前、30年前、ましてや新婚時代は、こんないびきはかかなかった。加齢に従ってだんだん温厚になる亭主族とは裏腹に女房族は、どんどんしたたかになる。憎らしくなることもあるのだ。


夫婦


 千葉県の柏にお住まいで山梨の我が家にも時々遊びに来る知人が、お酒を酌み交わしながらこんなことを言ったことがある。「女房のいびきに付き合いきれない時は別の部屋に寝るんですよ・・・」。この方は、かみさんの学生時代の同級生のご主人。いびきの主の共通点は≪体格≫がいいこと。もう一つは屈託がないというか物事に大らかな性格の持ち主だ。女性のことは分からないが、男の場合、総じて私のようなデブの方が、いびきが大きい。




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ワイドショー

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 私たちが住む国・日本は、そんなに悪い国だったのか…。「政治が悪い」、「社会構造に欠陥がある」、「医療システムが未熟だ」…。落ち着く所は大方、「政府が悪い」、「政権がダメ」、「総理の指導力の欠如」である。




 テレビのワイドショー番組は毎日、コメンテーターと称する方々をお呼びして、コロナウイルス感染症をテーマに体制批判の大合唱。テレビの前で、アホ面して観ているお気楽オジサンは「そんなに馬事雑言を浴びせなくても…」、と思う一方で、いつしか「そうなんだ」と思い込む。メディアは魔物だ。体制批判の大合唱は世論調査にも敏感に反応するのである。案の定、内閣支持率は急落した。

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 二か月も三か月もテレビのワイドショーはコロナ、コロナの毎日。よくも同じテーマで番組が作れるものだ、と感心したりもする。でもタネあかしは簡単。毎朝の新聞をネタにして「ああでもない、こうでもない」と、やっているに過ぎない、と見るのは、お気楽オヤジの単なる藪睨みか。




 そんな藪睨みで番組を見ていると、お気楽オジサンでも«気付く»ことがある。タレントのMC(司会者)は台本に添ってかどうかは知らないが、コメンテーター氏に順繰りに質問を振ってゆく。コメンテーター氏は、いかにも自信たっぷりに論評・評論を展開する。その内容は今朝、オジサンも茶の間で見たような気がする新聞の記事や論説を基に喋っているのだ。




 中には「報道によると…」と前置きする先生もいるが、ほとんどが、その日の新聞記事を拝借?自分の主観を前面に得々と述べるのである。つまり、多くが取材の痕跡はない。内容は「あれも悪い、これも悪い」。その矢面は体制批判。政府や関係省庁は、それに怒らないことを知ってか、言いたい放題だ。オジサンたちは新聞やテレビでしか情報を得ることが出来ないのだから「へえ~」と丸呑みするしかない。新聞やテレビから流されてくる情報は「正しい」とハナから思っているからだ。

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 やれ緊急事態宣言だのステイ・ホームだのと日常生活が制約され、会合、会議はむろん、仲間との飲み会もなくなってストレスが溜まりがちなお気楽オジサンもコメンテーター氏がやってくれる体制批判は痛快にも聞こえるから不思議。逆から言えば、そんな大衆心理を番組を作る側も計算に入れているのかも。自らの情報網や自らの«足»で集めた情報を基に話すタイプと比べると過激とも思える体制批判をするコメンテーター氏の方が、視聴者のウケがいい?らしい。




 ひと頃、医療現場も批判の対象になった。ところが最近は、なにしろ「正義の味方」。医療現場を批判する先生方は誰もいなくなった。まるで手の平を返したよう。総じてメディアは「いい者」と「悪者」を決めたがる。「コロナウイルスと戦う医療関係者を激励しました」と、航空自衛隊のブルーインパルスが演じて見せたアクロバット飛行を大々的に報じたりもした。時も時。空など見上げている人などいっこないのに…。ここでは「こんな無駄遣いを」とは、なぜか先生方は言わない。国や防衛省・自衛隊に対してだ。




 「〇〇知事がこう言った」、それに対して「〇〇知事がこう反論した」。体制批判に事足りずに、言葉尻を掴んでの論評も。どう見ても建設的とは思えない。非常時というのに国会でつまらぬ政府批判ばかりを繰り返す先生方と同じ。いずれにしてもテレビのワイドショーは、来る日も来る日もコロナ一色。チャンネルを変えてコロナ以外の番組に出会うと何故かホッとするのは私だけか…。




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おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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