FC2ブログ

リークと告げ口

週刊誌


 子供の頃、わんぱく小僧のいたずらを先生に告げ口するのがうまいヤツがいた。社会人になってからも、そんな人間の後ろ姿を見たことがある。むろん無邪気な子供と違って、その手口は巧みだ。上司のやり方に不満を持った部下が「あんなやり方で、本当にいいんでしょうかねえ…」と、問いかけるように上層部に告げ口をするのである。




 「お父さん、買い物に行ってコンビニで立ち読みしたら、今、盛んにテレビでやっているアレ載っていたわ。面白そうなので買ってきましたよ」


 女房が手にしていたのは話題の週刊誌。そこには政治家のスキャンダルが大見出しで何ページにもわたって特集されていた。「〇〇日発売の週刊〇〇によりますと…」と新聞が一斉に報じたアレだ。ページを思いっきり割いてのスクープ記事だから«後追い»の新聞記事より遥かに面白い。




 一方で、どうせ追いかけるなら何故、新聞はハナから書かないのか、という疑問がここでも頭をよぎるのだ。新聞は戦力的にも週刊誌を凌駕する情報ネットワークを備えている筈。ところが、週刊誌がスクープし、それを新聞が後追いするパターンはメディアの世界では、何故か当たり前になった。この種のスッパ抜きは今や週刊誌の専売特許。




 野次馬根性旺盛なオジサンの関心は、そのスクープが出来た経緯だ。もちろん、情報の出所を明かす筈はないが、スクープ記事の舞台裏を勝手に想像してみると面白い。そこには新聞の不可解な«思惑»と、やはり表に出ない奇々怪々の人間模様がありそうだからだ。テレビドラマさながらの陰謀や策略…。




 容易に想像できるのは、子供の告げ口や市井にもままある仲間同士の足の引っ張り合いを、もっと陰湿にしたドロドロした何かがあることだ。単純なやっかみや足の引っ張り合いとは違った策略や陰謀が渦巻いているとしたら、その方が面白い。




 東京高検の検事長さんをめぐる定年延長問題に端を発した政府と野党のバトルの末に出て来た賭け麻雀事件。麻雀の面子となった新聞記者の«同僚»による週刊誌へのリーク。その一点だけでも興味を引く。さらに検察庁内部の権力闘争や政権内部の足の引っ張り合いがあったとしたら…。




 もう大分前、竹下内閣の頃だったが「褒め殺し」という言葉が流行語になったことがある。右翼が大量の街宣車を繰り出して時の政権にダメージを図ろうとした事件だ。ところが、ある日突然、「褒め殺し」の街宣がピタリとやんだ。その舞台裏で何がったのか。その顛末は謎だが、仕掛けと顛末にそれなりのドラマが隠されていたことは想像に難くない。




 新聞やテレビ、いわゆるメディアは、いつも「正義の味方」のような顔をしている。週刊誌の後追いをしたくせに、いつしか、それを我が物顔に尾ひれを付けながらの大合唱。私たちのような弥次喜多夫婦だって否応なく、その事件に関心を持たされる。メディアの表現は、いつの間にか「国民的な関心事」に置き換わる。よく考えたら国民的な関心事ではない。「メディアが煽って出来た虚像」と言ったら言い過ぎか。オレ、検察庁の人事なんて関心ないよ。第一、オレらには検察庁の人事の流れなど分からないもん。これ、ホント。




.ブログランキングに参加中です。  
 ↓クリック いただけると励みになります。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

ありがとうございました!


スポンサーサイト



新聞と週刊誌

796773_s_convert_20200531091523.jpg


 「タレントさんばかりでなく、政治家やお役人のスキャンダルじみたニュースのスクープはみんな週刊誌なんですね。新聞がスクープしたことあったかしら…」




 茶の間で、ひとりお菓子をモリモリ食べながらテレビを見ていた女房が独り言のようにつぶやいた。




 確かにそうだ。パソコンを叩きながら女房の独り言を聞くともなく聞いていたお気楽オジサン。言葉には出さないまでも「俺もそう思うよ」。テレビで報じていたのは、東京高検検事長の賭けマージャン事件。卓を囲んでいた面子は新聞記者だ。




 テレビの伝え方は、もちろん「〇〇日発売予定の『週刊〇〇』によりますと」と、いつものパターン。いくらお気楽オジサンでも明日の新聞が目に浮かぶ。翌朝、新聞を開くまでもなく、全国紙、地方紙を問わず、大見出しで、そのニュースを伝える。むろん、いつもの「週刊〇〇によると」である。




 この類のスキャンダルニュースは、みんな同じパターンなのだ。聞けば、検事長さんと卓を囲んでいた新聞記者の«同僚»が週刊誌にリークしたのだという。何とも陰湿な舞台裏を連想させられた。

1010817_s_convert_20200531092037.jpg


 «政治的な仕掛け»の匂いがプンプンする、この検事長さんのスキャンダルはともかく、悲しいかな私たち凡人は有名人の私生活を覗き見するのが案外好きかも。タレントさんやスポーツ選手、果ては政治家に至るまで有名人の不倫や熱愛など、いわゆるゴシップネタだ。





 それをスクープしたのは、かつては写真週刊誌。«現場写真»を抑えられているから当事者たちもグーの音も出ない。並行してスポーツ紙も。大見出しで、しかも1面で報ずるのだ。スキャンダル報道は政治の舞台裏にも及び、その仕掛人は一般週刊誌にも広がった。




 それが時の政権を揺るがしかねない事件に発展することも珍しくない。最近では法務大臣夫婦の選挙違反事件もその一つ。検察は国会の閉幕を待って新たな動きを見せるのだろう。これとは別に、写真で現場を押さえられた香典を巡る選挙違反事件もあった。




 全国紙と言われる大手の新聞社は、東京を中心にあらゆるところに情報網を張り巡らせている。その戦力となる新聞記者の数は半端ではない筈だ。「遊軍」という名の部隊も配置しているという。そう言っては失礼かもしれないが、その戦力は週刊誌の比ではない。記者クラブの名のもとに政治や経済の中枢にまで食い込んでいる。




 そこまではお気楽オジサンにも何となくわかる。分からないのは、そこから先。どうせ、鬼の首でも撮ったように執拗に後追い記事を書くのなら、自分で書けばいいのに…。




 「週刊〇〇によると…」は国会の先生方も同じ。政治や、とりわけ政権絡みだったら、押っ取り刀で食いつくのである。




 それを待っている?のも新聞。「国会の〇〇委員会で追及しました」と、これまた一斉に書き立てる。市井の人達もインターネットなどで反応。特にテレビのワイドショー番組はそれを、待ってましたとばかり、取り上げて煽りたてる?のである。単純のように見えて奇々怪々な構造。その舞台裏を知りたいものだが…。妬みや誹謗、中傷。果ては政界の権力闘争?…。(次回に続く)




.ブログランキングに参加中です。  
 ↓クリック いただけると励みになります。

人気ブログランキング【ブログの殿堂】

ありがとうございました!


付和雷同

人々

 付和雷同。私達日本人にこれほどぴったりする言葉はない。あの大騒ぎはどこに行ったのだろう。新型インフルエンザ騒ぎだ。そんなことを考えていたら、数日前の山梨日日新聞に、こんな見出しの記事が載った。




 「新型インフルほぼ終息 週平均患者数 5カ月ぶりに1人台」




 山梨県が発表した定点医療機関からの新型インフルエンザ患者報告に基づいた県厚生部の判断。新聞によると、全国の平均患者数(前週)も同じ1人台(1・76人)で、4週連続して減少しているのだという。普通のインフルエンザならそんな数ではあるまい。



地図


 この新型インフルエンザの≪震源地≫は遠くメキシコ。最初は鳥ならぬ豚を媒体にしたことから豚インフルエンザと言った。それによって、メキシコでの最初の死者は確か6人。ぼつぼつ1年前の4月28日頃だった。日本政府もマスコミも、これに敏感に反応した。政府は空港や海の港など、いわゆる水際での厳戒態勢を敷く一方、マスコミを通じてその予防を国民に求めた。


メキシコ  


 新聞やテレビは連日、大々的にこのニュースを伝えた。只でも付和雷同型の日本人がこれに反応しないはずがない。人々はマスクを買いあさり、あっという間に薬局やスーパーからマスクが消えた。連日の報道の中で登場してくる評論家先生や学者先生は、明日にも日本中が感染の坩堝と化しかねないようなトーンで解説するものだから、むしろ反応しない方がおかしい。今考えれば笑い話のような水や食料の備蓄に走った人もいた。




 たまたまこの時期、子供たちの修学旅行シーズン。全国の小、中、高校は旅行を中止、企業の中には、就業の一時閉鎖をするところまで現れた。当然のことながら経済活動にもシワ寄せしてしまったのである。各地の観光地や経済界から反発を食らった政府や結果的にそのしり馬に乗ったマスコミは、今度は手の平を返したように火消し役に。それまでの騒ぎがウソのよう。新聞やテレビからは「新型インフルエンザ」の大見出しや電波のニュースが影を潜めたのである。


旅行


 昨日と今日。一晩明けただけでまるで違った。「いったい、それまでの騒ぎは何だったの?」。みんなが、そう思ったに違いない。インフルエンザは空気伝染するものだから用心することに超したことはない。しかし、その取り扱い方を一歩間違えたら思わぬ混乱や場合によっては、とんでもないパニックを招くことは、かつての石油危機の時のトイレットペーパー騒ぎで立証済みだ。そんなことは政府もメディアもお構いなし。




 マスコミの影響力の大きさ、怖さを思い知った。「(情報を流さないことによって)あとで責任を問われたら・・」「騒ぎの渦中で(修学旅行など)ことを進めて、万一のことがあったら私達の責任は・・」。役所や学校、企業の責任者にそんな≪事なかれ主義≫があったことは間違いない。マスコミだって同じ。報道合戦と言う、いわば宿命的な競争関係がそれに拍車をかけた。大山鳴動してネズミ一匹。踊らせた方が悪いのか、踊った方がバカなのか・・・。どっちにしても付和雷同に違いはない。今はそのことすら、みんなが忘れた。




ブログランキングに参加中です。  
 ↓この下の「
甲信越情報」をクリック いただけると励みになります。
新バナー

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ  ← 「山梨情報」 こちらも応援よろしくお願いします


ありがとうございました!


広告スポンサー

水戸黄門  
TBS・HPより

 ナショナル=「水戸黄門」。パナソニック=「水戸黄門」。ナショナル改めパナソニック。テレビの人気シリーズ「水戸黄門」の番組スポンサーだ。社名を変更して間もないが、同社がこの番組を支えてきたことだけは確か。スポンサーと人気番組は、いわば表裏一体。人気があるからスポンサードも容易だし、見方を変えれば、そのスポンサーがあるから番組が成り立つ。番組スタッフの努力もさることながら、スポンサー側の番組への情熱も見逃せないだろう。何十年と続くこの人気ドラマの舞台裏には、茶の間で無邪気に見ている私のようなお気楽オジサンには知るよしもない悲喜こもごもの≪ドラマ≫があったのかもしれない。




 NHKはともかく、民放の全ての番組は、このスポンサーの支えで成り立っている。新聞だって同じだ。このコマーシャル・スポンサーがなかったらキー局、ローカル局を問わず民放局の経営は成り立たないし、新聞社だってやっていけない。当のスポンサーにしたって、この二つの強力媒体を使わなかったら営業実績は得られないし、自分たちの意志を周知することは難しい。いわば、持ちつ持たれつの関係である。


サッカー


 スポーツだって同様。駅伝マラソンでは、ランナー達がゼッケンに刻んだスポンサー名を胸に走る。サッカーのチームだって同じだ。野球のチームは、それ自体が球団を持つ会社の広告塔。フロントは選手確保に奔走する一方で、スポンサーの確保に必死の努力をしていることは容易に想像できる。このどちらが欠けても所期の目的は叶わない。いい選手を確保するにはお金が。スポーツチームのフロントと広告スポンサーの関係は、放送局や新聞社のそれと変わらない。




 私も熱いファンの一人。山梨には「ヴァンフォーレ甲府」というサッカーチームがある。サッカーファンならご存知、J2のチームだ。昨年、念願のJ1復帰を目指したが、紙一重、惜しくも叶わなかった。このチームは元々、名もない「甲府クラブ」というクラブチームだった。正月の全国高校サッカー選手権大会で全国制覇を成し遂げた山梨学院高校を指揮した監督もかつてはその中にいた。この監督は高校時代の同級生だから、高校サッカーの行方には人一倍熱が入ったものだ。親しい仲間がみんなでこの男の快挙に拍手を贈った。


ヴァンフォーレ甲府


 とにかく、そんな名もないチームが装いも新たにJ2に名乗りをあげ、後にJ2に転落したものの一時はJ1で堂々と戦った。来期は2年ぶりのJ1復帰を果たしてくれるだろう。私達の願いだ。名もない星が彗星のようにプロサッカー界に登場した背景にはフロントの努力もさることながら、献身的ともいえるスポンサーの支えがあった。もちろん地元意識が高じたサポーターの応援があったことは言うまでもない。

VF
画像:VF甲府HPより

 主力の広告スポンサーは「はくばく」という米麦の食品会社。メジャーになりつつあるとはいえ山梨の一企業だった。胸に背に広告をつけた。J1に仲間入りしたり、J1をうかがうまでになった今は大スポンサーが名乗りを上げてくれるが、その「はくばく」は名もない時からのスポンサー。このスポンサーに足を向けてはいけない。いつまでも・・・。

はくばく  

ブログランキングに参加中です。  
 ↓この下の「
甲信越情報」をクリック いただけると励みになります。
新バナー

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ  ← 「山梨情報」 こちらも応援よろしくお願いします


ありがとうございました!


ブランドと烙印

ブランド


 ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス・・・。日本の若い女性や奥様方が時として目の色を変える、いわゆるブランドだ。私のような無粋な田舎者でも知っている。この「ブランド」という言葉、実は「烙印」という意味もあるのだそうだ。「ブランド」と「烙印」。この二つの言葉のイメージは180度違う。その落差が面白い。




 ここで「面白い」と言ったら不謹慎かもしれないが、この2ヶ月近く、マスコミが大騒ぎしたタレント酒井法子の薬物事件。アイドルタレントは一転、犯罪者に。言ってみればブランド物のアイドルには、恐らく蘇えることが出来ない犯罪者の烙印が待っていた。



酒井法子



 逮捕以降、40日間、来る日も来る日もあんなに執拗にテレビでやられたら本人はもちろん、関係者はたまったものではなかっただろう。いくらアイドルタレントだからといって擁護するつもりもないし、罪を犯した人をかばうつもりもない。でもテレビはやりすぎだよなあ~、と思うのは私だけだろうか。朝のモーニングショーから始まってテレビは一日中この人の話題。うんざりしてチャンネルを替えれば、そこもまた同じ。平均的な日本人というか、たわいもない女房なんか「お父さんねえ、酒井法子のお父さんは○○だってよ」と、言うほど。関係のないことまで、何でもかんでも興味本位?で暴き立てる



取材


 テレビとは怖い。何も一生懸命見ているわけでもないのに、酒井法子に関する情報はいやがうえにも頭の中に。ジェネレーションの違いというか、普段、関心もなければ、ましてや知識もなかった私でさえ大抵のことは知っている。それどころか、目をふさいでも自然に顔が浮かぶほどだ。映像は繰り返し見ることによって人間の頭の中に残像として焼き付けるのである。





 「日本中が注目した酒井法子被告が只今、湾岸警察署を出てきました。酒井被告が・・・」
酒井被告が500万円の保釈金を積んで釈放された日、現場中継のレポーターは、半ば興奮気味に、こう繰り返すのである。テレビにはずらりと並んだカメラが。前日から徹夜で待ち構えたという報道陣の数も半端ではない。その数は200人を超えたという。


記者会見  


 絶叫にも似たレポーターの「日本中が注目した・・・」に首を傾げた。果たして日本中が注目していたのだろうか。過剰、執拗とも思える報道で無理やり「注目させた」のはテレビ自身だったのではないのか。そう思うのは私だけかなあ。釈放後の記者会見が終われば、スタジオでは心理学者まで呼んでコメンテーターの先生方が謝罪会見の表情やそこで流した涙まで分析して見せる。果ては会見が済んで病院に向かうという酒井被告の車をヘリで空からも追いかけるのだ。初めての人なら「何事が起きたのか・・・」と仰天するに違いない。





 一国の総理だからやむを得ない、と言ってしまえばそれまでだが、文字の誤読を鬼の首でも取ったかのように、これまた繰り返し何べんも。総選挙となれば「政権の維持か交代か」と。私達はマスコミのペースにどんどん引きずり込まれていくのだ。そして知らず知らずに自らも評論家に・・・。居酒屋での酒飲み話も実は評論家先生の受け売りだったりするのである。テレビ文化がもたらす≪一億烏合の衆≫と言ったら叱られるだろうか。




ブログランキングに参加中です。  
 ↓この下の「山梨情報」をクリック いただけると励みになります。
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ

新バナー  ← 「甲信越情報」 こちらも応援よろしくお願いします


ありがとうございました!


more...

ランキング参加中です!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
ブログ成分解析
ブログランキングならblogram
検索フォーム
月別アーカイブ
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

全国からアクセスありがとう!

ジオターゲティング
最新トラックバック
アルバム
リンク
忍者ツール
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!