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人種の坩堝アラモアナの街


アラモアナ2



 ワイキキから車でそう遠くない所にあるアラモアナショッピングセンター。そこはショッピングセンターというより、それ自体が大きな街だ。香水や時計、めがね、バックなど世界の一流ブランドの店がずらりと軒を並べ、一日中、大勢の人達で賑わう。




 ハワイ、特に州都・ホノルルがあるこのオアフ島は、いわば世界のリゾート地。一年中常夏の島だから、世界中から、それぞれのスタイルでバカンスを楽しむ人達がやってくるのだ。こうした人達のショッピングロードでもある。もちろんショッピング街の構成は、ブランド品ばかりではない。地元の人たちのお買い物広場でもある。


アラモアナ1



 アメリカ本土のどこかは定かではないが、このアラモアナをしのぐショッピングセンターが出来て、その規模では全米№2となったというが、世界の知名度からすれば№1だろう。恐らくこのオハフ島にやってくる観光客で、ここに来ない人はいないといわれるくらいのスポットである。




 そこにはショッピング好きの人間達をひきつける魅力を十分に備えているのだろう。日本、とりわけ山梨の田舎からやって来た女房でさえ、ここに来ると嬉々とする。その気持ちも分からないわけではないが、私の場合、到底そんな気持ちにはなれないのだ。




 サラリーマンを辞めて「毎日が日曜日」の今、スーツも要らなければ、ネクタイやワイシャツ、靴だって要らない。スーツひとつとってもメタボになって体が入らないものも含めて、長いサラリーマン人生の中で買い込んだものがいっぱい。どうせ着ないのだから処分したいくらいだ。普段、忘れっぽいのでバックは持たないし、ブランド趣味などさらさら持ち合わせていないので、時計やサングラスなどにも興味がない。あらゆるものが機能的なもの、一つかふたつあればいいのだ。




 「お父さんて、ヘンだよね。マージャンや競馬、カジノなんかのギャンブルに使うお金はなんとも思わないのに・・・。まったくヘンよね。物だったら残るんじゃない」


カジノ#12861;


 女房には、よくそう言われるのだが、自分でも不思議なくらい興味がない。醒めているといった方がいい。




 とにかく女房の買い物が済むまで街路のベンチで座って待つことにした。これが面白い。ここは世界の人種の坩堝といってもいい。目の前をさまざまな人種の人達が行き交う。白人もいれば黒人もいる。私のように黄色いのもいれば、それよりちょっと日に焼けた人達もいる。目つきからロシアやドイツ人らしい人もいた。日本人らしい若者達も。でも中国や韓国人との区別はしにくい。年老いた人は比較的少ないが、デブもいればスマートな人もいる。なぜかブスが少ないから不思議だ。ここを歩くと綺麗に見えるのかもしれない。


アラモアナ3  


 目の前にはルイ・ヴィトンが、すぐ後ろにはディオールが。面白半分、覗いてみたら、いるいる。日本人女性たちが・・・。年の頃は2~30代から40代。スマートな黒いスーツの紳士然とした店員が日本語で丁重に応対していた。店内には10人近い女性がいたが、いずれもグループではなさそうだ。みんなのお目当てはどうやらブランドのバックらしい。


※(再掲載=クルーズ船の旅シリーズ)


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日本人の寿司屋さん


船  


 「へぇい いらっしゃい」



 アラスカクルーズの豪華客船のレストラン・寿司バーでへんてこな寿司を食わされた私を気遣ったのか従兄弟夫婦はハワイに戻ってホノルルの官庁街に近い所にある日本人の寿司屋に連れて行ってくれた。この寿司屋は「歌舞伎」という屋号でもう20数年この地で営業しているのだそうだ。以前にも連れて行ってもらったことがある。



 大将はもちろん日本人。新潟県の出身だという。ふけて見えるが私より5つも若い60歳だ。



 「久しぶりですね。お元気でしたか」



 私の顔を見て大将はニコニコしながら愛想よく話しかけてきた。店のつくりは10人ほど座れるカウンター席と、その手前に10人ぐらいのテーブル席が並び、そのおくにはやはり10人ぐらい座れる座敷が設けてあった。通りすがりに見るとテーブル席にも座敷にもそこそこのお客が入っていた。



 カウンター席にはマグロやアナゴ、海老、烏賊、ハマチ、ウニ、イクラ、日本の寿司屋にけして負けないようなネタが並んでいた。シャリはカリフォリニア米を使っていたが、小粒で、決してまずくない。奥まったちょっと高いところには神棚、正面には大きな招き猫が置いてあった。棚には日本酒や焼酎も。ビールは日本のキリンを用意してくれていた。


寿司


 「やっぱり、寿司屋はこれだ」



 店のつくりや雰囲気を見る限りハワイにいることを忘れるくらいである。テーブル席と座敷にはいかにも日系人らしい家族連れと白人が桶に盛られた寿司を美味しそうにほうばっていた。まだ時間がちょっと早いのか、カウンター席にはお客はなく、大将との話は、はずんだ。



 その大将はアメリカンフットボールの大ファンだそうで、それに輪をかけたように大好きな従兄弟とよく話が合う。この大将と親子ほども歳が違うせいか、従兄弟夫婦はいつも「ヨシオ、ヨシオ」と名前を呼び捨てで呼んでいる。従兄弟夫婦も、その子供たちも寿司が大好きだそうで、週に一度か二度必ず来るのだそうだ。



 隣の席に夫婦らしい年配の白人が座った。



 「ヘロー」。そのヨシオはそれまでの新潟弁交じりの日本語から一転、英語で迎え、英語で話しかける。注文のマグロも「ツナ」変わるのである。そうなると店の雰囲気はガラリと変わり、なにかへんてこな気分になる。寿司は「スシ」だがネタはすべて英語である。




 寿司は日本の料理。だから、ネタの呼び名だって、日本語で言えばいいのに、と思った。そんな私の目を見ながら大将は「これ、しょうがねえんだよねえ。おれたちゃあ英語と日本語を使い分けなきゃならんのですよ」という。お客は普段、白人が多いから、言葉も英語のほうが多いのだそうだ。アメリカばかりでなく、あっちこっちの国で寿司が健康食として人気を集めているそうだが、その食べ方でも≪日本を主張≫できないでいる。

※(再掲載=クルーズ船の旅シリーズ)


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へんてこな寿司屋さん


 8日間のアラスカクルーズで日本人には一人も出会わなかった。ハワイからツアーできた日系人はいたが、純然たる日本人は私たちだけ。その日系人たちも日本語はほとんど駄目。いつもこの船には日本人が少ないのか、日本人向けのサービスはゼロに等しい。


イラスト寿司


 しかし、ちょっぴりカルチャーショックに陥りそうな私たち日本人にとって嬉しくなったのは寿司や鉄板焼きのレストランがあったことだ。のぞいて見るといつも白人達でそこそこ賑わっていた。「鮨バー」と大きく書かれてあって、中にはカウンターもある。鮪、烏賊、海老などそこそこのネタが並んでいるが、へんてこな巻き寿司が妙に気になった。海苔を使わず、キュウリなどちょっとした具を中心に渦巻状に巻くのである。




 へんてこといえば、このレストランはへんてこだらけ。まず、外観から気に入らない。店内の装飾は唐草模様。鮨を握っている親爺、というより息子といったほうがいいかもしれないが、その男は色がちょっと黒い。おそらくタイかマレーシア人である。のっけから寿司屋に行った気分にはならない。白人の男女達が、箸を使って、ワイングラスを傾けながらへんてこな巻き寿司を食べているのである。  


寿司



 食べてみたら、もっとへんてこ。シャリは細長いカリフォルニア米。百歩譲ってカリフォルニア米はいいにしてもシャリの味が全く駄目。シャリに酢を打っていないのである。「これが鮨か」、口には出さないが、腹が立った。それでも白人のお客たちはそこそこ美味しそうに食べているからなおさら腹が立つ。




 まだある。この鮨バーの入り口の壁には鮮やかな朱色で蛇の目傘が描いてあるのだが、その傘に書かれている文字がなんともへんてこである。漢字なのかなんだか分からない。ここばかりでなく船のデッキの壁面に書かれた蛇の目傘も同じだった。




 よく考えてみれば、このようなへんてこな場面は多々ある。たとえば、映画を見ていても日本人を描きながら、着ているものがチャイナ服のようなものであったり、部屋の家具がいかにも中国風であったりするケースによく出会う。欧米人は日本と中国、韓国など東南アジアの国国の区別がよく分からないのである。 




 「経済大国日本」、なんて言われているらしいから日本は世界によく知られると思っていたら大間違いということがよく分かる。日本の文化が私たちの意に反して以外に知られていないということである。国際化はどんどん進み、情報テクノロジーは急速に進化しているのに、その溝はまだまだ埋まっていない。へんてこりんな鮨バーだって、そのオーナーなり、担当者がちょっと勉強すればすぐ理解できるのに、と思うのだが・・。




 待てよ。その逆の場合はどうだ。私たちがアメリカやフランス、ドイツ、その文化を十分に理解しているだろうか。残念ながら、はなはだ疑問である。≪知っているつもり≫ だが、案外知らないことがいっぱいではないだろうか。
 同じ言葉を使うアメリカ人とイギリス人はおろかアメリカ人とフランス人の生活習慣や文化が分かるだろうかと考えたら、私はノーだ。他人事のようなことを言えた柄ではなかった。

※(再掲載=クルーズ船の旅シリーズ)



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胃袋の違い

 よくあんなに食べれるもんだ。日本人が食べる3倍、とはいかないまでも倍以上、平気で食べてケロッとしているのである。



 ハワイ滞在中、従兄弟夫婦はランチやデナーに街の大衆レストランへ連れて行ってくれた。そこでいつも目にする白人たちの食べっぷりである。例えば、ランチ。お皿の上には幾重にも重なったハンバーガーとポテトチップス。そのポテトチップスの量も半端ではない。日本ではあんきに3人分である。

ハンバーガー


 それに飲み物もだ。セルフサービスのカウンターの端にコーラや日本では見慣れない飲み物のセルフコーナーがあって、思い思いに持ってくるのだが、その紙コップの大きさもどでかい。ハワイではコカよりペプシが強いのか、ペプシコーラコーラばっかり。他の飲み物も同じように甘い。ハンバーグをパクパク食べながら、その甘い飲み物をがぶがぶ飲み、またお変わりを持ちに行く。



 その食べっぷりにビックリしたのは私ばかりではなかった。隣に座っていた女房は日本語が相手に分からないことをいいことに「この人たち、よくあんなに食べれるわね。だからみんなあんなにデブになっちゃうんだよね」。日本ではけして人のことを「デブ」などといえた柄の体形ではない女房がまるで人ごとのように言う。アメリカを旅している間中≪デブ≫の女房が確かにスマートに見えたから不思議だ。そんな女房はこれまた人ごと、「お父さんもスマートに見えるわねえ」と、ニヤニヤしながら言った。




特に白人女性のデブっぷりは私たちの目からすれば桁外れにすごい。そもそも身長があるから若いときにはスマートで綺麗だ。しかし、ある年齢になるとぶくぶく太り出す。自分だってデブの女房が「夜寝るときベットが壊れないかしら」と、心配するほど。余計なお世話というものだが、その私もあっちこっちで出会うそのデブたちにあっ気に取られる、というより圧倒されたものだ。



 女たちほど気にならないが、男たちも同じだ。とにかくよく食べる体もでっかい。日本人とアメリカ人の胃袋の違いだろうか。5,6年前、ロス・アンジェルスに行った時も同じような光景に出っくわしたことを思い出した。そして、そこから空路ラスベカスに飛んだ飛行機の窓から延々と続く台地を見下ろしながら「こんな国のやつらと戦争をしたら勝てっこない」と、直感的に思ったものだ。食いっぷりも、第一、国土のスケールも違う。


肉



 ラスベカスはかつては緑一つない砂漠だった。そこにアメリカ人は≪ラスベカス≫という世界的といっていい歓楽街を造ってしまった。人が住む上でもっとも大事なのは水である。当然のことながら砂漠には水がない。100㌔も150㌔も先から水を引いたのである。その水で、街路樹などの緑も育てた。



 アメリカ人の開拓精神は逞しい。あの広大な国土に人口は3億前後。そのアメリカが世界の超大国たらしめている根底は、このフロンテア精神、その源は大きな胃袋かもしれない。そんなことまで考えさせられるアメリカ人の食いっぷりであった。


アメリカ星


※(再掲載=クルーズ船の旅シリーズ)

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欲望と不夜城のカジノ

ラスベガス夜景



 全体が煌びやかなネオンで埋まり、夜を知らない、いわゆる不夜城の街と言ったらラスベカス。この街のもうひとつの顔はカジノ、つまりギャンブルだ。5、6年前ロス・アンジェルスを経て、このラスベカスに行った事がある。宿泊したのはホテルベネチアンだった。宿泊というよりはカジノにどっぷり浸かったと言う方がいいかもしれない。


ベネチアン
ベネチアン



 ベネチアンはホテルというより、それ自体が一つの大きな街といった感じで、そのスケールに圧倒された。ホテルの中にショッピングロードやくつろぎ、散策の広場があり、ホテルやカジノがあるといった感じである。ビルの中の街が、大掛かりな照明効果によって昼間ばかりでなく、夕暮れや朝まで演出する。また一つカジノを例にとっても、そのスペースはとんでもなく広い。ゲームの途中トイレに立ったら、その帰り、自分のテーブルを見失ったくらいだ。




 ラスベカスはカジノのメッカ。しかし、その規模ではマカオがラスベカスをしのいだとも言う。マカオのカジノには30年ぐらい前、会社の同僚と行った事があるが、もう街全体ががらりと変わっているのだろう。私は自分が根っからの勝負事好きではないかと思うことがある。ちょっと誘われればソウルぐらいならいつでも飛んでいってしまう。今月の終わりに、中学時代の同級生と、またソウルのカジノに行くことになっている。




 今度のハワイ、アラスカの旅でもラスベカスに足を伸ばす予定だった。それを取りやめたのは今回のアラスカクルーズで存分にカジノを楽しめたからだ。クルージングの大型客船は6階に大きなスペースを割いてカジノを設けていた。バカラやブラックジャック、ポーカー、レット・イット・ライドなどのカードゲーム、それにクラップスやビンゴ、ルーレットやスロットルマシーンなど何でも楽しめる。


ラスベカス



 カジノの雰囲気とは不思議で、そのすべてをやってみたくなる。だが、残念なことにルール、つまり遊び方を熟知していないので、いつも比較的気軽に出来るブラックジャックのテーブルに着く。カードゲームのテーブルはみんなランク別、つまり1回の掛け金が10ドル以上、50ドル以上、100ドル以上といった具合に分けてある。私の場合、所詮は貧乏人。10ドル~500ドルのテーブルが遊び場である。ランクでは一番低いテーブルだ。


  カジノ



 テーブルはいずれも6,7人掛け。100ドル紙幣5枚をテーブルに出すとデーラーはまず紙幣をテーブルの上に並べて客の見ている前できちっと確認した後、それに見合ったチップを客の手元に出してくれる。カードの配り方を含めて、その手さばきは鮮やかだ。賭けるチップの量はリミットの範囲内であれば自由。客はカードの流れを見ながらチップの量、つまり賭ける金額を加減するのである。ブラックジャックは日本のオイチョカブとやり方は同じ。ただカードと花札の違い、それに上限の勝負数字が21と9の違いである。オイチョカブを知っていれば遊べるゲームだ。



 オイチョカブも同じだが、統計学からいってもデーラー(親)が強いに決まっている。お客の方は勝負勘とツキ以外のなにものでもない。結局は負けてしまうのだが、≪好き≫と≪欲が≫後を追わせる。いつも女房が嫌がるのも無理はない。でもギャンブルとはそんなものだ。しかし、ギャンブルを死ぬまでやる人はいないのも、また事実。


ドル山積み

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プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 職場を離れた後は«農業もどき»で頑張っています。傍ら、人権擁護委員やロータリー、ユネスコなどの活動も。農業は«もどき»とはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定もします。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは、身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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