正直者のパソコン

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 アナログ人間が遅ボケのインターネットにハマって、パソコンを叩いているうちに、≪迷路≫に落ちて悪戦苦闘。お若い方々からは失笑を買うかも知れないが、そこから抜け出せずに立往生することもしばしばだ。それどころか、文章作りで何時も戸惑うのが「ず」と「づ」や、送り仮名が≪落ちる≫か≪落ちないか≫、つまり「つ」と「っ」、「ゆ」と「ゅ」などで「あれ?」を繰り返す始末。お目当ての漢字が出て来ないのだ。




 例えば「失敗」は「しゅっぱい」?「しつぱい」?「手術」は「しゅじつ」?「しゅじゅつ」?「しじゅつ」? 「続き」は「つづき」であることぐらいは分かる。「図案」は「ずあん」か「づあん」で、一瞬にしても迷ったりする。「決して」は「けして」とキーを叩いたら「消して」になってしまう。




 「オジサン、バカだね。小学校出たの?そんなことでモタモタしているんだ…」


 おっしゃる通り「バカ」と言われても仕方がないことを日常的に繰り返しているのである。手書き文字の場合、「失敗」も「手術」も考えなくても書けるが、パソコンの場合、平仮名の大文字、小文字をたった一つ間違えても、お目当ての文字を出してくれない。「そのくらい、前後の文脈から判断してくれても…」と言ってみたところでどうにもならない。


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 でもパソコンは人間の頭と違って一度覚えた(入力された)ことは、絶対に忘れないでいてくれる。人間の頭は、その年齢によって大小の差を伴うもののモノ事を忘れる。私なんか、このところ自分でもビックリするほどモノ忘れがひどい。助け船のように、うまいことを言ってくれた人がいた。




 「人間は、そもそもが≪忘れる動物≫なんですよ。考えてごらんなさいよ。いいことや楽しいことなら、いざ知らず、悪いことや気持ちが悪いことを何時までも覚えていたら、どうなります?きっとノイローゼになりますよ。忘れるからいいんです」




 その通りだろう。妙なところで頷いた。考えてみれば、人間の平均寿命は80歳とちょっと。いくら長生きしても100歳、110歳を超えることは容易いことではない。それと比べれば、コンピュータの電子回路は、比べ物にならないほど強く、恒久的と言ってもいい。むろん、完全とは言い切れないだろうが、回路の補強や取り換えによって再生、復帰もする。その面から考えれば、人間の脳など及びもつくまい。取り換えが出来ないからだ。




 アナログオジサンには、何となくの想像という次元の理解でしかないが、AI(人工知能)の開発、進歩は、これから、どんな社会をもたらし、人間の生活をどの様に変えて行くのだろうか。ロボットに人工知能を埋め込み、学習機能を持たせたら、少なくともオジサンのようなアナログ人間は≪用なし≫の存在になることは必定。




 ICTも含めた科学技術の進歩と深化は、私達アナログ人間にとっては、夢である一方で一抹の不安でも。面白半分、興味半分でパソコンを叩き、インターネットに向き合いながら柄にもないことを考えた。正直者で、融通の利かないパソコンと言う名のコンピュータは、オレ達・アナログ人間に何を教え、何処に導こうとしているのか…。




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パソコンの落とし穴

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 「足コメありがとう。しかし、随分と上から目線での物言いですねえ。年長者でも、使っていい言葉と、そうでない言葉がありますよ。お気をつけ下さい」




 私が自分のブログにおいで頂いた方に書かせていただいた、足あとコメントの返事だ。一瞬、ドキッとした。明らかに叱責だ。抗議でもある。何か失礼なことを書いてしまったのだろうか。いや、そんなことはない。初対面の方だから、失礼にならないようにコメントを書かせていただいたはずだ。

マウス



 すぐに私が書いたコメントを見てみた。結論から言おう。とんでもない変換ミスをしていたのである。恥をしのんで、お叱りを招いたコメントの内容を掲載してみる。




 「(前略)よくいらっしゃいました。私は山梨の田舎ですから、子どもの頃、大きなウサギ小屋を作って何匹ものウサギを飼ったことがあります。そんな時代を懐かしく思い起こしました。(中略)こちらからも、または意見しに伺います




 (前略)の部分では相手方のブログを読ませていただいた感想を、また(中略)の部分では山梨の近況を書かせていただいた。お叱りを頂いた「随分と上から目線での物言い」は、最後の部分だった。自分では「こちらからも、また(ブログを)拝見しに伺います」と書いたつもりが「こちらからも、または意見しに伺います」になってしまったのだ。




 つまり、変換ミスで「また拝見しに・・・」が「または意見しに・・・」に。ブログを拝見させて頂くのではなく、意見をしに行くことになってしまったのだから、まったくの、大きなお世話で、お怒りになるのも当たり前。




 「拝見」と「は意見」。一字違いで意味がまったく異なってしまう。パソコンほど利口者はいない、と思っていたら、とんだ落とし穴が潜んでいたのである。変換ミスをご理解頂ければ、何の事はない、笑い話のような話だが、このパソコンのいたずら、場合によっては人を傷つけたり、傷つけられたりするのだ。いつでも起こり得るから怖い。


キーボード


 助詞とか、接続詞との組み合わせから生ずる変換ミスばかりでなく、同異語の変換ミスもあるだろう。いわゆる、誤字、脱字の類なら「あいつ、バカだなあ」で済まされもするが、それによって文章の意味がまったく違ってしまったら、場合によって「ごめんなさい」では済まされない。大抵の変換ミスは文脈を乱して、意味が分からなくなるからいい。しかし、私のご粗末のように、よく見れば一字、不自然な「は」が入ってはいるものの、全体では意味を違えて読み下してしまえるから始末が悪い。




 手書きの文字だったら、こんな間違いや、そこから生ずるトラブルはまずなかった。あっても「あいつ、また、こんな誤字を書いて・・・」と笑われるくらいで済んだ。そういう自分だって、それをしかねないから、目で笑って終わりだ。

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 しかし、パソコンというヤツは時に、アナログ人間を狙い撃ちにして落とし穴にはめる。キーを叩き損ねて、また打ち直す。変換ミスどころか、そんな悪戦苦闘をしているのだから困ったものだ。パソコン様、くわばら、くわばらである。



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パソコンは利口者

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 「おかあさん、英語の辞書、どこへやった?」


 「そんな事、知らないわよ。お父さんの辞書なんでしょう。私なんか、英語の辞書なんて関係ないわよ。まったく・・・」



 そんな女房との会話を聞いていた娘が


 「お父さん、英語の辞書、何するの?」


 女房が女房なら、娘も娘。


 「バカっ、単語、調べるに決まっているじぁないか。こんな、コメント、入っているんだけど、分からない単語があるんだよ。お前分かるか」


キーボード



 夕食が済んで母親とお菓子をむしゃむしゃ食べながら、なにやら話していた娘が、晩酌を済ましてパソコンに向かっていた私の後ろに来て



 「ああ、それのこと。お父さん、この英文で分からないことがあったら、パソコンに翻訳機能 があるんだから、それ、使えばいいじゃない。いちいち辞書なんか引かなくたっていいんですよ。パソコンんて、お利口さんなんだから・・・」



 「へえ~、そんなこと出来るのか?」



 「お父さん、何にも分かっていないんだね」



 「バカっ、お父さんに分かるわけねえじゃねえか」と開き直ったら、茶の間にいた女房が



 「お父さん、分からなかったら素直に娘に教わればいいじゃない。すぐ、バカ、バカと言うんだから・・・。まったく・・・」


パソコン加工


 女房は事ある度に娘の弁護をする。その後につくのは「まったく・・・」である。それはともかく、娘がいくつかのキーを叩いたら5~6行の英文コメントはあっという間に和文に翻訳された。「おじさん、そんな事、当たり前だよ」と、このブログをお読みいただくお若い方々に笑われるかも知れないが、私にとっては「目から鱗」であった。




 その翻訳文は、私たちが学生の頃やってきた、ぎこちない訳し方だが、そこそこの日本語になっている。若者達が、といったら叱られるから、娘達と置き換えるが、辞書を引く習慣が失われていく現実がよく分かる。国語の辞書であれ、英語の辞書であれ、そういう自分だって、あの小さな文字をページで追うことが億劫になって、今では電子辞書。いわゆる字引ではなくキーを叩いているのである。


パソコン


 娘が言うようにパソコンと言うヤツは本当に利口者だ。視覚でなんとなく覚えていれば、変換キーで難しい漢字でも、そこに導いてくれるし、お目当ての字が見つからなければ手書きで入力すれば、その字を探してくれる。表計算だってやってくれるから、無し無しの頭を使わなくてもいい。それも絶対に間違えないのだ。英語だって同じだ。



 ただ、こんなに融通の利かないヤツもない。例えば「つ」と「っ」、「ず」と「づ」、これを間違えたら絶対に許してくれない。巷にいそうな人間の利口者とよく似ている。





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習い始めの面白さ

パソコン加工



 面白い。習い始とはこんなものなのかもしれない。パソコンなど見向きもしなかつた自分が不思議でならない。毎晩、電子メールやインターネットを開く。お酒を飲んだり、マージャンで夜中に帰っても同じだ。「お父さんもう遅いですよ」と言っていた女房が最近では「いい加減にしたら。今、何時だと思っているんですか」と不機嫌な顔を見せる。




 「子供と同じですね」とも言う。確かにそうだ。スキーやスケートを覚えたばかりの子供の頃、早く雪が降らないかなあ、明日は田圃が凍るかなあ、と空を見上げたことを思い出す。「子供と同じ・・・」と言う女房の言葉の裏には、そのうち飽きるだろうという思いがあるのだろうが、どうしてどうして。

顔つきパソコン



 全く不思議だ。本だと目が疲れてしまったり、第一、読んでいるうちに眠たくなってしまうのがオチ。ところがパソコンだと少しも眠くならないし、奇妙なことに目もそれほどくたびれない。ところが初心者の私には決定的な弱みがある。いろいろの機能を熟知していないから、いったんどこかで躓くと万事休す。前に進めないのである。





 初心者だから思うのかどうか知らないが、パソコンを媒体にしたインターネットや電子メールの奥の深さは底知れないような気がする。もう何十年前になるのだろうか。娘が幼い頃、スーパーマリオというテレビゲームをやったことがある。今にして思えば、その頃から不器用だったのか、すぐにダウン。その先がどうなっているのかさっぱり分からなかった。パソコンもテレビゲームのスーパーマリオと同じ轍を踏んでしまうのだろうか。


スーパーマリオ

 

 パソコンとは都合のいいものだ。消しゴムも要らなければ、定規も要らない。第一、文字や文章の書き換え、置き換えが自在に出来る。プリントが必要ならプリンターに接続すればいい。今、地元の区長代理や組長をしているが、総会資料や連絡文書も綺麗に出来上がる。事業報告や活動報告もその都度パソコンを叩いておけばいい。第一、手書きの文書など最近お目にかからなくなった。




 しかし、その便利さの一方で、怖くなることもある。文字を書かないから字をどんどん忘れてしまうような気がするのである。確実に言えることだが、文字というものは書かなければ駄目。目で読んだり、パソコンで叩きだしたりしたものでは絶対に覚えられない。文字はいい年をしているのだから、みんなそこそこ読める。しかし書いてみれば以外に書けないものだ。それが字なのである。ところが、変換機能を使えば正しい字に置き換えることが出来てしまうから逆に厄介だ。


キーボード



 もう一つ、寂しいのは、手書きの文字が自分達の周りからどんどん消えていることだ。例えば、今年ももう8ヵ月を過ぎようとしているが、年賀状がそうだし、今の時期なら残暑見舞いがいい例である。むしろ手書きの年賀状や暑中見舞い、残暑見舞いは希少価値になりつつある。第一、年賀状はともかく、暑中見舞いや残暑見舞いは書くことすら忘れてしまった。携帯電話の普及、そしてパソコンは、やがて年賀状をも駆逐、メールの世界に引きずり込んでしまうに違いない。巨大な化け物インターネットがそれに拍車をかける。


封筒と万年筆



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アナログ人間のパソコン

 何事にもいえることだが、基本を覚えることが大事。そんなことはよく分かっているのだが、現実には見よう見まねで始めてしまうことは多い。ゴルフもその一つ。今は腰を痛めて、ずっとクラブを握っていないが、ひところ、少しも成長しない自分にうんざりしながら、基本をしっかり教わればよかった、と思ったものだ。





 そんなことが分かってのことかどうかは知らないが、私がパソコンを始めて間もない頃、娘がキーボードを叩く練習用のソフトを入れてくれた。「特打」というヤツだが、結構うまくできている。練習すればいいのに、と思うのだが、ほとんど開いたことがない。ゴルフと同じで、キーボードの叩き方も全くの自己流である。ずぼらというか、目先で動いてしまうから、なんでもヘンな癖がついてしまうのかもしれない。



特打


 私がパソコンを始めてまだ間もない。高校時代の同級生が遊びに来たとき、「勤めがあるわけじゃないし、時間があるんだからパソコンでもやってみたら」と勧めてくれたのがきっかけだった。山梨市の西の境、笛吹市に近いところに住む萩原という男だが、この人は頭が下がるほど奇特な人で、何度も何度も出前で教えに来てくれた。




 ありがたかった。この人に出会わなかったら、おそらく一生パソコンに触れることがなかったと思う。人の出会いというものは妙なものだ。こんなことがきっかけで女房も関心を持つようになり、二人で山梨市が開いてくれたパソコン講座にも通った。入門編から始まってワード、エクセルと三つのシリーズに分け、2時間ずつ週4日、延べで12日間の講座である。

パソコンをたたく手



 60の手習いである。講座を受けながらつくづく思った。萩原さんに基本的な操作を教わっていなかったら、その講座について行けなかったということだ。隣に座った女房なんか、事あるたびに「お父さんどうするの」 と、袖を引っ張るのである。基本的なことを教わっていた私でさえまごつく事だらけだったから、無理もない。





 考えてみれば、パソコンぐらい職場にいる時に覚えておけばよかったのに、つくづく思う。そうすれば、改めて講座に通ったり、今頃もたもたしていなかっただろうし、第一、給料分で覚えてしまえたはずだ。

マウス



 サラリーマン時代、パソコンが職場に顔を見せ始めた頃から、それに素直に着いていけないものだから、書類作りも部下に丸投げ。職場での地位というか、年齢的なタイミングからか、それが出来てしまったからいけなかった、と今にして思う。後の祭りだ。かつての部下である仲間達のことを思い出しては恨めしく思ったりもする。





 50代、といったら言い過ぎかもしれないが、少なくとも60代の人たちは私と似たり、よったりではないかと思う。中学や高校の同級生の無尽やユネスコなどの仲間たちとの飲み会で話すとき、パソコンに多くが後ろ向き。インターネットに至ってはなにをかいわんや、である。その口実は「目に悪い」「今さら」といったものだ。本当は逃げているのだが、飛び込んでみると結構面白い。食わず嫌いはいつの年齢にもある。




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おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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