母校の卒業式

日川卒業式2014_convert_20140302183114


 限られた時間とは言え、厳粛な雰囲気の中に身を置く事の心地よさ。3月1日。今年も母校・日川高校の卒業式に招かれた。卒業生や在校生達の爽やかな一挙手一投足、無駄のない研ぎ済まされた式の進行が「厳粛さ」を醸し出すのだろう。



 「ただいまより山梨県立日川高等学校の平成25年度卒業証書授与式を挙行いたします」



 武井多加志教頭の歯切れのいい開式の言葉が済むと式場となった広い体育館の後方から在校生が奏でるブラスバンドの演奏が。国歌「君が代」。その音色は厳粛の中にも迫力がある。卒業生や在校生はむろん、教職員や父兄、私達来賓が全員、起立して国歌を斉唱。卒業式の始まりである。




 正面のステージ天井からは国旗と山梨県旗が垂れ下がり、中央の演壇脇には校旗が。松本純也校長が、その演壇に立つと卒業生の名前が一人一人読み上げられて行く。「ハイ!」。「ハイ!」…。7つのクラス担任の読み上げに応えて起立して行く卒業生の元気な返事が静まりかえった式場に響き渡った。


DSCF2725_convert_20140302184552.jpg


 男性教師に混じって卒業生名簿を読み上げる女性教師は、申し合わせたように和服姿。校長や教頭は式服をまとっていた。卒業生名簿の読み上げが終わると、代表が中央から演壇前に上がり、校長から二つ折りにファイルされた卒業証書を受け取るのである。




 再び登壇した松本校長は胸の内ポケットからおもむろに取り出した式辞を読み上げ、丸山公夫同窓会長や奥井和也PTA会長ら来賓の祝辞が。来賓席には私達同窓会やPTAの役員、歴代の同校校長らのほか、国会議員や県議会議員、学区内の中学校の校長も。そうした来賓も一人一人そつなく紹介されて行く。




 式次第に沿って淡々と進められていくのだ。その一つ一つに無駄がない。全体に厳粛さを醸し出す由縁がそこにあるのかも知れない。在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞。これも定番とはいえ、式は第二のクライマックスへ。答辞を述べる卒業生の代表は、3年間の学園生活を振り返りながら、感極まって声を詰まらせ、耳を傾ける人達の胸を熱くした。送辞、答辞の代表は新旧の生徒会長だろう。




 同校では国歌「君が代」の斉唱はむろん、「仰げば尊し」を卒業式の「式歌」として、きちっと位置づけている。卒業生が歌い、これに応えるように在校生の「蛍の光」が。これに校歌が続いて卒業式は最後のクライマックスを迎えるのである。もちろん、その伴奏は迫力に満ちたブラスバンドの演奏。卒業式のムードはいやがうえにも盛り上がり、ざっと1時間半のフィナーレを迎えてていくのだ。




 胸に薔薇の花を付けた卒業生達。正面の校旗や正面脇の壁に掲げられた「質実剛毅」(校訓)の掲額を見詰めながら歌う生徒達の目には涙が。卒業式のこんな光景は来賓席のオジサンや在校生の後ろにずらりと座っているお父さんやお母さん達にもみんな経験がある。その経験は私のように50数年前であったり、60年以上、逆に40年、30年前の人もいる。


DSCF2719_convert_20140302184329.jpg



 不思議なことに、毎年、同じように繰り返されている卒業式の一コマ一コマが、みんな新鮮に映り、そのたびに心を洗われるような熱いものを感ずるのである。(次回に続く)




ブログランキングに参加中です。  
 ↓この下の
山梨情報」をクリック いただけると励みになります。
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ  


こちらもよろしくお願いします!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】


ありがとうございました!


スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

今どき、君が代が流れ、厳粛且つ素晴らしい卒業式ができる高校が有るなんて日本の将来に期待が持てそうです。全員が歌ってくれたと信じていますが、まだまだ日本よりも外国の言う事を信頼してしまう様な方が多い日本です。卒業生たちには日本人、山梨県人と言う意識を持ち続けて欲しいと思います。

仰る通りです

 私もゴチさんの仰る通りだと思います。日本人が、自らの国の国歌を居た宇野に何のはばかりが在るのでしょうかねえ。それを扇動する一部の文化人?やマスコミ、やはり日本は何処かが狂るっているように思います。
 あのオリンピックで国旗日の丸が上がり、国歌「君が代」が流れる度に胸を熱くし、国民みんなが拍手を送っていると言うのに…。自らの国旗や国歌を素直に受け居られない国民に自立は在りませんよねえ…。このままだったら日本は、埋没の憂き目にさらされるような気がします。

No title

君が代は、平和を希求する世界に類のない 穏やかな国歌だと思います。 旧い記事を貼り付け御免

・・・・・国歌 君が代を巡る論議は、『君』とという一字をどう解釈するかに尽きるように思う 古くは 二人称『貴方』の意味が 君主・天皇と時代と共に解釈が変わってきて 先の大戦には国威高揚のシンボリックな働きをしたので 反対の声も根強い。国旗掲揚・国歌斉唱を強いて反発を受け広島の高校の校長が自殺した事も記憶に新しい。

柳居子は、国歌に謳われている歌詞其の物を、他国国歌との比較で考えてみたい。 千代に八千代に さざれ石の 巖となりて 苔の生す迄 平安な時代が続きますよう 小さな石が 岩になり其の表面が 苔に覆われるまで 平和を祷る穏やかな歌詞内容だと思う・・・・

http://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/200701010000/

同感です

 「平和を希求する世界に類のない 穏やかな国歌」。柳居子さんと全く同感です。何でもかんでも先の大戦や戦争に結びつけてしまう一部の文化人?。困ったものですね。柳居子さんの、このコメント、多くの方にお読みいただきたいものです。
ランキング参加中です!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
ブログ成分解析
ブログランキングならblogram
検索フォーム
月別アーカイブ
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

全国からアクセスありがとう!

ジオターゲティング
最新トラックバック
アルバム
リンク
忍者ツール
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!