胃袋の違い
よくあんなに食べれるもんだ。日本人が食べる3倍、とはいかないまでも倍以上、平気で食べてケロッとしているのである。
ハワイ滞在中、従兄弟夫婦はランチやデナーに街の大衆レストランへ連れて行ってくれた。そこでいつも目にする白人たちの食べっぷりである。例えば、ランチ。お皿の上には幾重にも重なったハンバーガーとポテトチップス。そのポテトチップスの量も半端ではない。日本ではあんきに3人分である。
それに飲み物もだ。セルフサービスのカウンターの端にコーラや日本では見慣れない飲み物のセルフコーナーがあって、思い思いに持ってくるのだが、その紙コップの大きさもどでかい。ハワイではコカよりペプシが強いのか、ペプシコーラコーラばっかり。他の飲み物も同じように甘い。ハンバーグをパクパク食べながら、その甘い飲み物をがぶがぶ飲み、またお変わりを持ちに行く。
その食べっぷりにビックリしたのは私ばかりではなかった。隣に座っていた女房は日本語が相手に分からないことをいいことに「この人たち、よくあんなに食べれるわね。だからみんなあんなにデブになっちゃうんだよね」。日本ではけして人のことを「デブ」などといえた柄の体形ではない女房がまるで人ごとのように言う。アメリカを旅している間中≪デブ≫の女房が確かにスマートに見えたから不思議だ。そんな女房はこれまた人ごと、「お父さんもスマートに見えるわねえ」と、ニヤニヤしながら言った。
特に白人女性のデブっぷりは私たちの目からすれば桁外れにすごい。そもそも身長があるから若いときにはスマートで綺麗だ。しかし、ある年齢になるとぶくぶく太り出す。自分だってデブの女房が「夜寝るときベットが壊れないかしら」と、心配するほど。余計なお世話というものだが、その私もあっちこっちで出会うそのデブたちにあっ気に取られる、というより圧倒されたものだ。
女たちほど気にならないが、男たちも同じだ。とにかくよく食べる体もでっかい。日本人とアメリカ人の胃袋の違いだろうか。5,6年前、ロス・アンジェルスに行った時も同じような光景に出っくわしたことを思い出した。そして、そこから空路ラスベカスに飛んだ飛行機の窓から延々と続く台地を見下ろしながら「こんな国のやつらと戦争をしたら勝てっこない」と、直感的に思ったものだ。食いっぷりも、第一、国土のスケールも違う。
ラスベカスはかつては緑一つない砂漠だった。そこにアメリカ人は≪ラスベカス≫という世界的といっていい歓楽街を造ってしまった。人が住む上でもっとも大事なのは水である。当然のことながら砂漠には水がない。100㌔も150㌔も先から水を引いたのである。その水で、街路樹などの緑も育てた。
アメリカ人の開拓精神は逞しい。あの広大な国土に人口は3億前後。そのアメリカが世界の超大国たらしめている根底は、このフロンテア精神、その源は大きな胃袋かもしれない。そんなことまで考えさせられるアメリカ人の食いっぷりであった。
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その食べっぷりにビックリしたのは私ばかりではなかった。隣に座っていた女房は日本語が相手に分からないことをいいことに「この人たち、よくあんなに食べれるわね。だからみんなあんなにデブになっちゃうんだよね」。日本ではけして人のことを「デブ」などといえた柄の体形ではない女房がまるで人ごとのように言う。アメリカを旅している間中≪デブ≫の女房が確かにスマートに見えたから不思議だ。そんな女房はこれまた人ごと、「お父さんもスマートに見えるわねえ」と、ニヤニヤしながら言った。
特に白人女性のデブっぷりは私たちの目からすれば桁外れにすごい。そもそも身長があるから若いときにはスマートで綺麗だ。しかし、ある年齢になるとぶくぶく太り出す。自分だってデブの女房が「夜寝るときベットが壊れないかしら」と、心配するほど。余計なお世話というものだが、その私もあっちこっちで出会うそのデブたちにあっ気に取られる、というより圧倒されたものだ。
女たちほど気にならないが、男たちも同じだ。とにかくよく食べる体もでっかい。日本人とアメリカ人の胃袋の違いだろうか。5,6年前、ロス・アンジェルスに行った時も同じような光景に出っくわしたことを思い出した。そして、そこから空路ラスベカスに飛んだ飛行機の窓から延々と続く台地を見下ろしながら「こんな国のやつらと戦争をしたら勝てっこない」と、直感的に思ったものだ。食いっぷりも、第一、国土のスケールも違う。
ラスベカスはかつては緑一つない砂漠だった。そこにアメリカ人は≪ラスベカス≫という世界的といっていい歓楽街を造ってしまった。人が住む上でもっとも大事なのは水である。当然のことながら砂漠には水がない。100㌔も150㌔も先から水を引いたのである。その水で、街路樹などの緑も育てた。
アメリカ人の開拓精神は逞しい。あの広大な国土に人口は3億前後。そのアメリカが世界の超大国たらしめている根底は、このフロンテア精神、その源は大きな胃袋かもしれない。そんなことまで考えさせられるアメリカ人の食いっぷりであった。
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