看板はなくてもいい
ハワイでも、シアトル、アラスカ、そしてカナダのビクトリアでも、なぜか街がスッキリしているように見えた。あっ、そうか。看板だ。商店にも、歯科医などのお医者さんにもケバケバシシイ看板がない。これとは対照的なのが中国や韓国である。カラフルと言えば聞こえがいいが、いかにもドギツイ。皮肉なことに、この看板のドギツサが中国や韓国のイメージにすらなっている。
行く先々、ハワイやシアトルにも中国人街や韓国人街があった。やはり看板がドギツイ。もちろん国が違うから文字が違うのは当然だが、共通しているのは色だ。赤、青などの原色を使っている。看板の目的からすれば当たり前の色手法だ。しかし周囲との調和とか落ち着きと言う観点から見れば確かに疑問が多い。
ロス・アンジェルスのハリウッドに近いところにある ビバリーヒルズ に行ったことがある。ハリウッドなどの有名人が多く住む高級住宅街だ。この街には看板がなかった。町の政策で看板の設置を抑制しているのだそうだ。景観を保全するためである。そのためか街全体に落ち着きがあって、それが気品のようなものまで醸し出しているから不思議だ。アメリカでは景観保全が進んでいる。その入り口がこの看板かもしれない。
ホノルルに住む従兄弟夫婦が歯科医を営む息子のところへ連れて行ってくれた。その≪歯科医院≫はハワイ州庁などがある官庁街の一角にあるビルの一室にあった。20階建てぐらいの、普通のオフイスビルである。○○歯科といった日本にあるような看板もなければ、もちろんネオンもない。エレベーターで13階に昇ると、廊下の両側に何の変哲もない部屋が並んでいる。言ってみればみんなホテルの部屋のようだから、ドアにあっさり書いてあるネームを見なければ何の部屋かは分からない。
「患者にとって不便だって?そんなことはないさ。日本のよぅに大きな看板がなくたって、十分にここに来られるんだよ。電話帳もあれば、住所や電話番号がある広告が載ったフリーペーパーもある。ここでは通りがかりで来る患者ではなく、ほとんどが予約制。歯医者ばかりでなく、患者側はみんなホームドクターを持っているんだよ」
従兄弟は私の疑問になんでもないように答えてくれた。確かにハワイではこのフリーペーパーがかなりの数で発行されていて、スーパーなどには必ず置いてある。もちろんフリーペーパーは有料ではないから、発行者にとって広告は唯一の収入源。生鮮食料品から衣料品、自動車などあらゆる業種の広告を載せている。その歯医者の広告も載っていた。
消費者は買い物帰りにこのフリーペーパーを店頭から自由に持ち帰り、ニュースを読み、広告を見るのである。フリーペーパーが進んでいるこの国では有料の新聞などとらなくても済むのかも知れない。フリーペーパーはみんなタブロイド版。中身も気軽に読めるよぅに工夫されている。日本の日刊ゲンダイもあった。
確かにドギツイ看板は街の景観を壊す。スッキリした街並みは街往く人たちの心を落ち着かせる。日本は街の景観保全後進国かもしれない。米国に学ぶところは多い。
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ホノルルに住む従兄弟夫婦が歯科医を営む息子のところへ連れて行ってくれた。その≪歯科医院≫はハワイ州庁などがある官庁街の一角にあるビルの一室にあった。20階建てぐらいの、普通のオフイスビルである。○○歯科といった日本にあるような看板もなければ、もちろんネオンもない。エレベーターで13階に昇ると、廊下の両側に何の変哲もない部屋が並んでいる。言ってみればみんなホテルの部屋のようだから、ドアにあっさり書いてあるネームを見なければ何の部屋かは分からない。
「患者にとって不便だって?そんなことはないさ。日本のよぅに大きな看板がなくたって、十分にここに来られるんだよ。電話帳もあれば、住所や電話番号がある広告が載ったフリーペーパーもある。ここでは通りがかりで来る患者ではなく、ほとんどが予約制。歯医者ばかりでなく、患者側はみんなホームドクターを持っているんだよ」
従兄弟は私の疑問になんでもないように答えてくれた。確かにハワイではこのフリーペーパーがかなりの数で発行されていて、スーパーなどには必ず置いてある。もちろんフリーペーパーは有料ではないから、発行者にとって広告は唯一の収入源。生鮮食料品から衣料品、自動車などあらゆる業種の広告を載せている。その歯医者の広告も載っていた。
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