女性と男性

看護師_convert_20150316211640


 看護婦さんの帯帽が姿を消したばかりではない。呼称が看護婦から看護師に変わって登場したのは、もちろん男性だ。かつて医師の補助役でもあった看護婦さんは、医療の現場で、確固たる女性の城を築いていた。場合によっては、医師でさえ、その領域に立ち入れないほどの存在でもあった。




 ところが、男性の登場で、帯帽に留まらず、制服まで捨てた。かつて看護婦さんを「白衣の天使」と言った。しかし、そのイメージも結果的に捨て去ったのである。ひげ面の男性だったら「白衣の天使」などとは、お世辞にも言えない。




 私が腰椎手術で入院した東京・目黒の病院では、制服はそこにいる看護師さんの選択制。白、青、深紅。好みで自由に選んでいた。だからナースセンターは白衣に統一されていた時代と違ってカラフルに。そこに登場した男性。でも、その数は全体から見れば、まだわずか。お世話になった病棟では、知る限り一人であった。




 人間という“単位”でくくれば、確かに男性も女性もない。男女共同参画、それもいいし、その主張の裏にある女性の社会進出、それも素晴らしいことだ。ジェンダーフリーの思想は、私のような野暮天でも理解出来る。男女の区別や差別なく、みんなが同じように社会に貢献できる姿が当たり前である。


女性OL_convert_20150316214116


 ただ、男性と女性は生理学的にも確実に違う。女性は、男性には絶対に出来ない出産という機能を備えているし、男性は女性にはない筋力や腕力を備えている。内面的な精神構造だって微妙に違うだろう。“構造”の違いがもたらす「向き、不向き」だってある。そんな二つが上手に補完しあって人間社会を構築しているのだ。




 世の中には「○○らしい」という言葉がある。ジェンダーフリーの“過激派”は、場合によって、これもダメ。もう何年も前のことだが、こんなことがあった。小学生40人ぐらいを対象にしたキャンプでの出来事。


 「今時の男の子は、男らしさに欠けるような気がするねえ…」


 「俺も、そう思うよ。“草食人間“は、これから増えていくんじゃあないかね」


 男同士、そんなたわいもない会話をしていたら隣にいた女性教師に、こっぴどく叱られた。




 「男は男らしくなければいけないとか、女は女らしくなければ、と言う考えはおかしい。男・女ではなく、人それぞれが持つ個性であって、それを尊重する社会でなくてはならない」と言うのである。


子供たち_convert_20150316212653


 看護師の仕事は女性に似合う、などと言ったら、ここでも叱られるに違いない。でも看護師さんは女性、つまり看護婦さんの方がいい。病人を扱う場合、男性にはない柔らかさと優しさ、気遣いがあるように思うからだ。「お前が男だから、そう思うんだよ」と、仰る方もおいでかも知れないが、女性には出来ても男性にはフォロー出来ない部分が必ずある。それが看護婦さんだ、と入院患者の立場で思った。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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