カブト虫とロータリアン

 過日、私が所属するロータリークラブの例会で、カブト虫をテーマにした卓話をしてくれたロータリアンがいた。この方は山梨市や甲州市に店舗を持つ花屋さんだが、根っからのスポーツマン。毎朝、数10キロの山道を走り込み、仕事の合間を見ては、あっちこっちのマラソン大会やロードレース大会にも参加する。メタボのそしりを免れない私などと違って、身体はスリムで、いかにも健康そうだ。


カブトムシ



 「カブト虫が大好き」というこのロータリアンがカブト虫の話をするとき、その顔は童心に返ったように嬉々としてくるのだ。仕事を終えて家に帰り、夕食を済ました後、毎夜のようにカブト虫採りに出掛けるのだという。そんなお父さんに家族はけげんな顔をするのだそうだが、このお父さんはビクともしない。


虫取りあみ



 好きこそ物の上手なれ、ではないが、カブト虫がいそうな所が動物的な感で分かったり、毎朝のジョキングでも普通の人なら見逃してしまう道端のカブト虫も見逃さないのだそうだ。かつては好きと趣味が高じて5,000匹ものカブト虫を飼育、子供たちのために出荷までした事があるという。




 カブト虫の飼育にはおがくずなど、その環境作りが必要だ。しかし、そのおがくずが手に入らないようになって今では断念したという。その語り口調はいかにも寂しそうだ。カブト虫好きの人たちの飼育は別にして、私達の周りにカブト虫が育ち、棲む環境が知らないうちに減ってしまった。


麦わら帽子



 考えてみれば、カブト虫は養殖なんかしなくても、あっちこっちにいた。私は田舎育ちだったから、裏庭の堆肥置き場をひっくり返せば、カブト虫の幼虫がゴロゴロ出てきた。ゴロゴロと言ったのは、その白濁色の幼虫は胴回りが直径2㎝、長さ5~6cmぐらいで、玉のように丸くなって土の中や堆肥の中にいるのである。学名は定かではないが、みんなが「ノケサ」と呼んでいた。




 そのノケサがいっぱいいるのだから、カブト虫があっちこっちにいるに決まっている。夜、窓、というより戸を開けているとセミやカナブンブンなどと共にカブト虫が舞い込んで来るのである。その頃は子供の数が多いから、大騒ぎでセミやカブト虫を追い回すのだ。こんな光景は日常茶飯事で、いわば、田舎のどこにでもある夏の風物詩でもあった。



カブトムシバー


 ところが、卓話のロータリアンさんが言うようにカブト虫はどんどん減って、今や貴重品。毎年夏になれば、デパートやホームセンターではカブト虫売り場が出る。お母さんに連れられた夏休みの子供たちでどこも大賑わいだ。最近では、大人のカブト虫ファンも増えているのだそうで、大人向けのカブト虫ショップも珍しくない。


カブトムシ


 そういえば、日本のどこの博物館だったか、あるいは外国の博物館だったかは忘れたが、そこで見たカブト虫の種類の多さにびっくりしたことがある。カブト虫に目のないフアンなら振るいつきたくなるようなシロモノもいっぱい。マニアの間では5万、10万、高いいものでは100万円単位で売り買いされるものもあるという。


百万円


ブログランキングに参加中です。  
 ↓この下の
山梨情報」をクリック いただけると励みになります。
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ  


こちらもよろしくお願いします!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】


ありがとうございました!


スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

ランキング参加中です!
人気ブログランキング【ブログの殿堂】
おきてがみ
プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
FC2カウンター
ブログ成分解析
ブログランキングならblogram
検索フォーム
月別アーカイブ
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

全国からアクセスありがとう!

ジオターゲティング
最新トラックバック
アルバム
リンク
忍者ツール
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
FC2ブログジャンキー

「アクセス数が全然伸びない…」そんな悩みをブログジャンキーが解決します!