子供達のケイタイ

 もうすぐクリスマスやお正月。子供たちにとってクリスマスプレゼントやお年玉がもらえる心弾む季節だ。夏休みほど長くはないが、楽しい冬休みにもなる。その一方で大人たちは「子供対策」を考えるのである。プレゼントやお年玉ばかりではない。冬休み中の「生活指導」の方策だ。


クリスマスケーキ   プレゼント   お正月


 昨夜、公民館で「青少年育成地区市民会議」が開かれた。四つの地区の区長を始め、PTA育成会体育協会老人クラブ人権擁護委員民生委員消防団に至るまで各種団体の代表が集まって冬休み中の子どもたちの生活指導について協議するのである。もちろん、小、中学校の校長先生や生活指導担当の先生など学校側の代表も出席する。


 


 気が緩みがちな子供たちの非行防止や健全育成について地域や家庭、学校の立場から話し合うのだが、その中身は、地域ぐるみの挨拶運動の展開、家族の間でのコミュニケーションを促すための団欒など主だったものは同じ。だが、だんだん重きを増しているのは、やっぱりケイタイインターネットの存在だ。




 「携帯電話やインターネットの使い方について家族でよく話し合うと共に、アダルト、出会い系サイトへの接続防止ソフトやプロバイダのフィルタリングサービスを利用し、青少年に視聴できないようにしましょう」




 「携帯電話は安易に買い与えないようにしましょう



 資料のプリントには、こんな所にアンダーラインや◎が。論議も、このケイタイやインターネットに集中する。


青少年育成会議2


 論議の行き着く先は「子供に携帯電話は必要か」「学校に持ち込ませないように規制すべきだ」ということになる。学校側は「教育現場では必要ないものだが、子供の安全対策連絡のため必要、というご父兄の声もある」と、戸惑いも。つまり、総じて大人たちは、このケイタイを「モシモシ」の電話としてだけしか捉えていないのである。





 この論議を子供たちが聞いたら「今の大人たちは何にも分かっちゃあいねえんだよなあ~」と笑うだろう。子供たちにとってケイタイはもはや電話ではなく、もっと高度な、もっと「普通な」IT機器なのである。その奥深い、子供たちには当たり前のケイタイを知らないのは、そこに居る先生も含めて、私たち大人たちだろう。




 大人たちは大抵の事なら子供たちのする事、考える事は分かる。自分が来た道だからだ。しかし、ケイタイやインターネットは、その来た道に全くなかった。「俺たちは・・・」とハナから遠巻きに居る人達はもちろん、分かっているようなつもりでいる大人たちでさえ、実はほとんど分かっていないのだ。




 そこにケイタイやインターネットをめぐる指導の難しさがある。事実、この日の会議でも同席した校長先生は「実は私たちにも・・・」と本音をちらり。こうしている間にも子供たちは、どんどん、その奥へ奥へと入っていっているのである。もし、指導をするとすれば、もはや家庭の域を超えていることに気づいていない。しっかりしないと事故が起きる。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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