晩酌の妙

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 私は一年中、晩酌を欠かした事がない。と言っても仲間達と外での飲むこともあるので、厳密に言えば、一年中ではない。正しくは、毎日お酒を飲むといった方がいい。誰が考えても褒められた話ではない。女房からは小言を言われ、心配されたりもする年中である。「休肝日だって必要ですよ。身体あってのモノダネと言うじゃあありませんか…」。全くその通りだ。でも、歌の文句ではないが、「分かっちゃいるけど止められない」のだ。




 「アル中?」。とんでもない。自分勝手に言わせて貰えば、ただの習慣。夕餉の膳で、一杯飲まないと、一日が終わった気がしないし、第一、なんとなく物足りないのである。嫌がる女房への言い訳は「酒は百薬の長、と言う言葉を知らんのか」。百薬の長であるはずがない。そんなことはよく分かっている。世の酒飲みは、飲酒を正当化する方便に、この「百薬の長」をお借りするのだ。




 元をただせば、この「酒は百薬の長」は.お隣の国・中国の諺。「新」の皇帝が国の財政を強化するため、鉄や塩と共に酒を専売にした時のアピール文言。つまり百薬の長を専売の“殺し文句”にしたのである。例えは適当ではないかも知れないが、何処かの国の消費税の値上げの口実のようなものだ。「新」は「秦」と違って、日本人には、あまり馴染みはないが、前漢と後漢の間の僅かな時代である。とにかく私達、酒飲みは飲酒を正当化する口実・方便にしている。よく考えれば、酒飲みとは勝手なものなのだ。




 私の晩酌の“ホステス役”は孫娘。夕餉の時、「ビールとお酒、婆から貰って来て」というと、台所にいる女房から「爺のビール…」と促してテーブルに運んで来る。ジョッキやお酒のグラスも忘れない。


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 「おじいちゃんと乾杯するか?」。


 すかさず女房が台所から「バカなこと子供に教えないでよ」。


 しかし、僅か2歳9ヶ月の孫娘の方が一枚上手。女房の苦言を聞くか、聞かないうちに「まだ子供だもん。大きくなったらね」と。私がビールのジョッキを掲げると孫娘は、吸い口付きのジュースのボトルを合わせて「カンパイ」。無邪気な孫娘が、また可愛くなる。こんなことをいつまでしてくれるのか。私は73歳。孫娘が20歳になるには時間があり過ぎる。


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 お酒を飲み続ける人間が言ってはヘンだが、酒飲みはバカだと思う。まず、お酒に費やす時間。今では酒量も減り、1時間ちょっとで切り上げて、このパソコンの前に来てしまうが、かつてはビータラ、ビータラ時間をかまわずに飲んでいては、女房から嫌がられた。当然、酒量も多くなる。




 これは晩酌の話。外で仲間達と飲む時には、そんな時間で済むわけがない。酒の調子に乗って青臭い議論をしたり、それも同じような話を繰り返すのだ。若い時は、当たり前のように梯子酒。「これじゃ体にいいわけないさ」。もう一つはお金。家で飲む晩酌なら、たかが知れている。でもバーやスナック、クラブでの酒はそうはいかない。もう一つ付け加えれば酒の上での失敗。時間とお金。失敗。計算したら…・。今の晩酌程度だったら可愛い。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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