センサーのある日常

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 私達、人間という動物は、どんな便利なものに出会っても、それに慣れてしまえば、いつしか当たり前になって、その便利さや恩恵を忘れてしまう。例えば戸障子。開けるのも自分なら、締めるのも自らの手。ところが、コンビニやレストラン、ホテルなど、多くの人達が出入りする、いわゆる公共の場では、自動のドアになって久しい。




 センサーの開発が、それを促したのだが、それに慣れ、習慣になると、時に笑い話にもならない滑稽な現象も起きる。



 「お父さん、どうしてドアを開けないの?」



 女房と一緒に入ろうとしたレストランの前で立ち止まっていたら、女房から“肩を叩かれて”我に返った。一瞬のことと言ってしまえば、それまでだが、そこは自動のドアではなかったのである。自らの単純さに、ホトホト呆れるばかり。建物の中に入るには、自らの手でドアを開ける。当たり前だったのに先入観とは恐ろしい。


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 田舎家の自宅に戻れば、自分でドアを開けるのに、私の“センサー”は公共の施設のドアは、自動で開けてくれるものと思い込んでいるのである。普段、何も考えずに行動している証かも知れないが、皆さん、そんな経験はありませんか。いやいや、私のボケ症状の始まりかも知れません。




 兎に角、センサーの開発は、私達の日常を知らず知らずに、至る所で変えている。身近な茶の間を見てもテレビのチャンネルは、手動から、これも何時の間にかリモコン操作に変わった。公共交通機関に乏しい田舎に住む私達にとって欠くことの出来ない車もそうだ。車のキーは自動キーに変わって、これまた久しい。




 防犯の意味を込めたり、夜間照明への切り替えのためのライトもそうだし、台所用品にもセンサーは大活躍なのである。




 どこに住もうが、子供であろうが、大人であろうが、毎日、お世話になるトイレもしかり。戦中、しかも農村地帯に生まれたせいか、トイレの進化は、今立ち止まってみれば、“驚異的”にすら思える。便器の前に立ちさえすれば、蓋が自動的に開き、用を済ませば、自動的に流してくれる。そればかりか、ボタンを押せばワンタッチで、お尻の洗浄や、乾燥までしてくれるのである。


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 そのトイレの輸出が静かに進んでいるという。当然だろう。日本のトイレは、発展途上国はむろんのこと、欧米諸国のトイレ事情をも完全に凌駕した。ニューヨークやワシントンDC、ロス・アン・ジェルスなどアメリカの都市部、イタリアやスペイン、フランスなどの欧州諸国を旅しても、そこで出会うトイレは日本より遙かに劣っている。



 日本が伝統としてきたトイレは、いわゆる「和式」。つまり便器をまたいで用を足す様式だ。そこに入って来たのが便座式の「洋式」トイレ。多分アメリカから来たのだろう。それが何時の間にか性能面で立場を逆転。自動車と同じように“本家”を脅かそうとしているのだ。センサーを駆使した日本人の緻密さと旺盛なサービス精神がなせる技だろう。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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