孫娘の七五三

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 甲府・武田神社は子供の手を引く、お父さんや、お母さんで賑わっていた。七五三のお参りだ。パパやママのご両親、つまり爺婆まで加わる参拝客も目立つ。むしろ、その方が多く、《主役》一人に大人が六人。我が家も同じであった。《主役》の子供たちは、境内の賑わいに、いささか緊張気味。武田神社は戦国武将・甲斐の武田信玄を祭った神社である。




 「ここに、これ(お賽銭)を投げ、二回お辞儀(2礼)して、二回手を叩く(2拍)の。そして一回お辞儀(1礼)するのよ」




 孫娘は、ママに、そう教わりはしたものの、流石にチンプン、カンプン。わずか3歳。背が小さいから目の前の大きな賽銭箱しか目に入らないはずだ。小さな手を合わせて、言われるままに《拍手》。神妙というより、狐につままれたような顔つきであった。それよりも隣の男の子(5歳)が手綱を振って鳴らす鈴の音の方が興味深そう。

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 そんな孫娘の気持ちは、私達、爺婆夫婦にもよく分かる。幼子には太すぎる手綱を一緒に振ってやると孫娘は、手綱の先にぶら下がる二つの鈴を見上げ、それが奏でる音に大喜び。「もう一度。もう一度」と、大はしゃぎ。子供にとって大人たちの《儀式》なんか、どっちでもいいのだ。大人から見れば、その鈴の音は、なんとも味気ない。「あの音、もうちょっと、いい音が出るように工夫したら…」。初詣や観光旅行の旅先での参拝の時にも、全く余計な心配をするほどだ。大きなお世話だよね。




 本殿の横、ちょっと奥まった所には二張りのテントが。お払い・祈願のための仮設受付所だ。そこから案内された先は控えの間。しばらく待たされて拝殿へ。そこに行く七五三の《主役》を中心にした御一行様は2~30組ずつ。女性の神官が恭しく祝詞を奏上、巫女さんが低頭した参列者を前に鈴を鳴らして儀式は終了。その繰り返しをするのだろう。女性の神官は?…、流れ作業?などと言ったら絶対お叱りを受ける。




 七五三は日本中の神様が出雲大社に集まると言われる神無月(11月)の15日。15日を充てたのは七五三、つまり7十5十3の和から来たとされている。実際には、この日を待たずに1週間前、2週間前の週末を利用して参拝する人たちが多いという。パパやママの仕事の都合や参拝客の混雑を避ける意味合いもあるのだろう。孫娘の場合も同じで、その両方の爺婆も喜び勇んで馳せ参ずるのである。むしろ大人たちの方が嬉しがっているのだ。

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 モノの本によれば、3歳は女の子が髪を伸ばす「髪置き」、5歳は「袴儀」として男の子。男子が袴を着用し始める儀だという。7歳は「帯解きの儀」とし、女子が幅の広い大人と同じ帯を結び始める儀だそうだ。




 めいめい千歳飴を吊るして緊張気味の《主役》たちの、いで立ちは男の子も女の子も和服姿が多い。孫娘の着物は娘が自らの七五三のお祝いの時に着たものを今風に作り替えた。娘の祖父が作ってくれたもので、孫娘にすれば祖祖父の贈り物と言うことになる。親の《趣味》?で、オメカシした孫娘は、どうやら窮屈そう。「あれ、買って」。境内の入口に並んだ露店の綿菓子の方が魅力のよう。「そうか、そうか。お爺ちゃんが買ってやるよ」。





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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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