感動の卒業式

  日川高校3


 卒業式は、卒業証書の授与から始まって、皆勤賞などの表彰、校長の式辞、同窓会長やPTA会長の祝辞、来賓の紹介、在校生代表の送辞、卒業生代表の答辞と続いてゆく。校長はモーニングに身を包み、男性教諭は略式とはいえ黒の式服、女教師は着物に袴姿。卒業生は全員が胸に揃いのコサージュを付け、式場の体育館は、いやが上にも厳粛ムードに包まれた。一番後ろには、国歌や式歌、校歌の伴奏をする吹奏楽部が控えていた。




 校長の式辞は、三年間にわたる学び舎での文武両面での努力、それによってもたらされた、それぞれの成長を称え、卒業生へ餞(はなむけ)の言葉を贈った。卒業生代表の答辞は、右も左も分からない入学時の厳しい「オリエンテーション」や、みんなで取り組んだ学園祭(紫風祭)、忍耐力と共助の精神を培った競歩大会、むろん、学び舎だから勉学や先輩、後輩と生活を共にしたクラブ活動…。去来する思い出は尽きなかった。




 式辞や答辞に初めて登場した言葉は「政治への参加」。キーワードは「18歳からの選挙権」である。校長も卒業生も立場こそ違え、これに触れ、政治への認識を新たにした。校長は政治や社会参加に対する「自覚」を促し、卒業生は、その「決意」を強調したのである。




 卒業証書授与の後の表彰では、皆勤賞に続いて「文武両道賞」も。オヤっと思ったのは、受賞者の大半が女性。「文武両道」のイメージから男性が中心か、と思いきや、可憐な女性たち。我が家も同じだが、こんなところにも《女性上位》の現象が。「文武両道賞」は文字通り、学問とスポーツの両面で優れた者に贈られる賞である。言うまでもなく、どちらが欠けてもダメ。「知」と「体」の卓越したバランスが条件なのだ。


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 これに優先するのが「皆勤賞」。3年間、一日も休まなかった人たちの顕彰だから尊い。しかも、その数は全体のざっと25%を占めた。4人に1人は3年の間、一日たりとも休まず、勉学に励んだことになる。私のような《怠け者》には信じられない数字だ。《怠け》は兎も角、人間、いくら若くても風邪を引くこともあれば、体調に不調をきたすこともあるだろう。一方、ここでも《女性上位》。やっぱり、女性が大半を占めていた。顕彰者の数字だけで断言してはいけないが、「男共よ、どうした!」と、言いたくなった。




 校長の卒業生に贈る「餞の言葉」は、大きく分けて二つ。


 「3年間の学び舎生活で培った《人間力》を生かし、校訓である《質実剛毅》の精神を忘れずに生きることだ。《すべての壁》はドアで開く。自分の力でドアを開け、その向こうにある《未来》を掴め」


 「物事の本質を見極める力を養え。何事もノーサイドの笛が鳴るまで、決して諦めることなく、一生懸命頑張ることだ」




 卒業式のクライマックスは式歌、校歌の斉唱。卒業生が「仰げば尊し」を歌えば、在校生が「蛍の光」。最後は卒業生も在校生も教職員や来賓も全員起立して校歌で締めくくる。卒業生の目には涙が浮かんでいた。私達同窓生も胸が熱くなった。卒業生は3年間の学び舎生活を頭の中に去来させ、その姿を見る私たちは、自らの若き日を重ね合わせるのだ




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
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