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中国の変化

虎丘     虎丘2
蘇州・虎丘


 その昔、長安といい、国の都があった西安はおろか、今はその国の首都・北京でさえ、道路という道路は、わずかな中心を除けば、ほんのわずかな車が走るだけで土煙を上げていた。2回にわたってそこを訪れた30年ぐらい前のことだ。北京空港に降り立ち、ひとたび北京の中心部に向かう道路も、その周辺も真っ暗。それどころか、国の玄関口であるはずの北京空港も薄暗く、私達日本人の目には不気味に映ったものだ。


虎丘で
虎丘で


 上海や、ましてや蘇州だって同じ。その時、私達の目に「へえ~」と思わせたのは、上海にあっては黄浦江に面した所に広がる「租界地」だった。周囲の環境をよそに黄浦江の対岸にそびえる古めかしいビル群が異様に映ったものだ。イギリスやフランス、アメリカ・・・。日本の租界地もあった。今回は租界地の対岸ではなく、その租界地側から反対側を見たのだが、その対岸には20数年前に見た租界地より、もっとびっくりするような高層ビルやタワーがそびえていた。


租界地


 今や開発が目覚しい対岸を望む租界地側の方が観光スポットに取って代わったようで、午前9時を過ぎたばかりなのに大勢の観光客で賑わっていた。それも降りしきる雨の中。租界地はその名の通り日本も含めた外交特権地域。つまり中国からお金で賃借したそれぞれの国の使用地である。中国各地からの観光客は目の前を流れるともなく流れる大きな川・黄浦江を挟んで対岸に広がる近代的な上海ビル群を眺め、今は古めかしい租界地の散策を楽しんでいた。ビルラッシュが続く対岸と違って、おっとりとした時間が流れていた。




 その国の、もっと小さく家庭にしてもそうだが、トイレのありようを見ればその生活ぶりや文化の水準がよく分かるという。少なくとも私が体験した30数年前、その頃でも国際都市と言われた上海の一流デパートでさえ、トイレにドアーがなく、しかも水洗とは名ばかりだった。その入り口では無粋な男がトイレットペーパー(手紙)と交換に「使用料」を取っていた。そのデパートは東京で言えば三越や今の伊勢丹である。




 国際都市と言われる上海の一流デパートがそうだから、地方に点在する観光地、つまり名所や史跡は言を待たない。下品な表現に聞こえるかもしれないが、ただ水が流れる上の床から用を足すのである。下に水が流れていれば、まだまし。もちろん、ドアーなんかない。お若い方は知りっこないが、日本の戦後間もない頃を見た思いだった。


TOTO.jpg


 ところがどうだ。地方の一般家庭はどうか知らないが、ホテルもデパートも上海や蘇州の観光地に整備された公衆トイレも見事な水洗に変わっていた。ただ「トイレに紙を流さないで」と、言外に下水道の不備を示す所も。上海はもちろん、そこから遠くない蘇州の観光地は、増加する外国からのお客さんを意識したにわか造りの環境整備に見えた。

 観光地の花壇や、そのあちこちに見られる、飾りつけも、いかにもと思えるようなものもあって、白々しくも見えた。バスやトイレのメーカー・TOTOは強い。一流のホテルやレストランのトイレに行くと決まってメーカーはTOTOなのだ。そのブランドがない所は、たまたまかもしれないが、蛇口のコックが壊れていたり、不具合が目立った。中国産である。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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