平成の一休さん

 一休さん   

 一休さんのトンチ話に「橋」の話しが出てくる。ある時、橋の袂に「このはし、わたるべからず」の立て札が。もちろん、この立て札の「はし」は「橋」。これを見た一休さん、橋の真ん中を堂々と歩いて渡った。キョトンとする周囲やカンカンになって怒る代官所の役人をよそに一休さん、「私は、はし(端)など渡ってはおらん。真ん中を渡ったのだと。「はし(橋)」「端」と方便で解釈した、あの有名なトンチ話である。


このはしわたるべからず


 江戸の庶民と役人、それに知識層とも言える坊様が織り成す、いかにものどかなお話である。ところが今はどうだ。ひと頃、テレビのモーニングショーを見れば、総理大臣が演説原稿の文字を読み間違えただの、間違えないのだのとやっていた。大の大人が、それも選良と呼ばれる国会議員の先生方が議場で目くじら立ててやっているのである。
国会議事堂

 コメンテーターも、「一国の総理たるものが・・・」と、これまた真顔でやっている。新聞を開けば、これまた新聞も。一休さんなら、あの大きな目を細めて「わしらの時代は、もっと大らかだったよ。そんな重箱の隅(端)をつつくようなこと・・・。バカじゃないの。平成の人間はちっちゃくなったもんだ」と笑うに違いない。




 どこから100年に一度なのか分からないが、とにかく100年に一度と言われる不況の最中に、国会ではそんな論議に時間を費やしているのである。間違えるより間違えない方がいいに決まっている。でも、総理大臣だって人間だ。目くじらを立てて、お叱りになる先生方やコメンテーターの皆さん方だって、そんなことの一つや二つ、あるんじゃないの、と間違いだらけ、失敗だらけの私なんか同情したくなる。

一休さん2


 そこでまた、お堅い先生方は「お前達はいい。こともあろうに総理大臣だよ・・・」と言うのだろう。「こりゃあ~ダメだ~」




 私なんかもその一人だろうが、日本人はジョークの通じない国民だと言われる。テレビなどを見ていて、アメリカの大統領もその一人だが、ジョークがお上手だ。緊張した場面であればあるほど、ジョークを飛ばし、その場を和らげる。聴く方も、それを解せるから一笑してチョン。




 考えてみれば、このジョーク、言う方より、解す側の方が大事だ。いくら素晴らしいジョークを言っても、それが分からなければダメ。むしろその場はしらけてしまう。とにかく、ジョークがどんどん飛び出したり、それが解せる日常でありたい。こんな暗い世の中だからこそ・・・。

みんな

 私の中学時代の同級生に、このジョークの、それはうまい男がいる。ジョークと言うより、駄洒落といった方がいいのかもしれないが、とにかく上手だ。毎月一回、14~5人が集まっては、ワイワイ、ガヤガヤ飲むのだが、時には仲間同士で意見が対立することも。そんな時には決まって彼の出番。タイミングよく、ジョークなのか、その駄洒落が飛び出す。




 この一発で、酒席に何とはなしに漂った重苦しい雰囲気が一変、和やかムードに戻るのである。この男、平成の一休さんだと、私は思っている。

一休さん3  


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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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