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人権作文

 応募総数4,500点超。甲府地方法務局と山梨県人権擁護委員連合会が山梨県下の中学生を対象に募集した「人権作文」だ。正確に言えば全国中学生人兼作文コンテスト山梨県大会の応募作品である。今年で38回を数える。


鉛筆  

 この大会は全国でも稀にみる参加率を誇る。山梨県の96中学校すべてが参加しているのが特徴。もちろん、全校児童が加わっているわけではないのだが、学校現場での人権教育の熱意を示すバロメーターと言ってもいい。




 作品の審査は学校、地域、ブロック、それに中央と4つの関門が。学校はそれぞれの先生方、地域とブロックの審査は、それぞれの地域の人権擁護委員が担当。そこで絞られた31点の優秀作品が中央審査にかかるのだ。




 約4,500点の中の31点。いくつもの審査を経て最後まで残った作品だけにいずれ劣らぬ作品ばかり。前にも触れた高校ユネスコの弁論による主張大会と同じように、まさに甲乙つけがたいものだった。




 ここでの審査員は甲府地方法務局長や山梨県人権擁護委員連合会の役員など主催者側の代表と、県教育委員会や新聞社など後援者の代表。ここでは最優秀賞にあたる甲府地方法務局長賞や山梨県人権擁護委員連合会長賞など各賞を決めていく。5段階での評価方式である。最高賞作品は全国大会へ。




 作文は400字詰めの原稿用紙5枚以内がルール。命の尊さを訴える生徒もいれば、障害者への思いやり、児童虐待、地域とのつながり・・・。小学校や中学校の中で絶えない「いじめ」の実態やそれへの対処を訴える生徒も。中には中学生とは思えないようなLGBTに言及した作品もあった。
子供3



 どの作品もフィクションではなく十代半ばの中学生たちの体験に基づくものだから説得力もあり、生々しい。人が生まれながらに保障されている「人権」を真正面から考え、綴っていた。




 明るく、楽しくなくてはならない筈の学校生活。もちろんそんなに多くはないのだろうが、どこかで起きている「いじめ」。作文から見る「いじめ」の実態には、ある共通点がある。どうやら「仲間外れ」に追い込んで陰湿にいじめるパターンのようで、被害者は耐えられない気持ちで学校での日々を送る。「キモイ」、「ウザイ」という「いじめ用語」もまた共通だ。
学校
 そんないじめを「みんなが悪いと思っている」。でも「いじめを受けている子に加勢して自分がいじめられたら…」。そんな子供たちの素朴な心理が「いじめを止められないでいる」。作品の中で「傍観者でいるのもいじめの加害者。私たちは勇気を出さなければいけない」と訴える子も。




 ユネスコの主張大会で見せた高校生の弁論、「人権」をテーマにした中学生の作文。どうしてどうして。「今時の若いモン」は様々な現実と向き合いながらも、しっかりと考えている。そんな子供たちの肩を先生や周りの人たちがちょっと押してやったら、どんどん伸びていくに違いない。




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プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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