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片付け上手は捨て上手?

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 時折、テレビに登場する、いわゆる「ゴミ屋敷」。その姿を赤裸々に追うカメラの眼線は、周囲の非難の声を前提にしていることは、むろんである。「ゴミ屋敷」とはよく言ったものだ。ゴミの山は、玄関口はもちろん、庭先や、公共の場でもある道路まではみ出している。カメラは家の中までは入らないが、推して知るべし。余計なお世話かも知れないが、この家の主は、どのようにして家の中に出入りし、寝起きをしているのだろうか。他人(ひと)事ながら、心配になる。




 ところが、当の«主(あるじ)殿»はインタビューのマイクに向かって、「これ、みんな、私の宝物なんだよ」と、周囲の非難の声も、どこ吹く風。最後には「オレの勝手じゃあないか。お前ら、うるさいんだよ」と、悪態まで言ってのけるのだ。使い終えたペットボトルや紙コップ、鍋、窯、布団や毛布、缶ビールの空き缶、段ボール、自転車や古タイヤ…。ないものはないと思えるほど。中には食べかけのコンビニ弁当まで。




 テレビだから悪臭は伝わってこないが、そこから周囲に放たれる悪臭も容易に想像出来る。目を背け、鼻をつまむ近隣の方々の気持ちは遠く離れた茶の間でテレビを見ている«お気楽男»にも分かり過ぎるほど分かる。皮肉な言い方をすれば、周囲の眼とか声にお構いなく生きることが出来る人は«幸せ»かも知れない。




 パソコンに向かって、そんなことを綴っていることを知らない女房が私の晩酌と夕餉の後始末をしながら、こんなことを。


 「お父さん、パソコンの両脇の書類や雑誌の山を片付けないと、今に崩れますよ。まったく…。何度言っても分からないんだから…」




 「ゴミ屋敷」などと他人様のことを、非難しながら綴っている自らに気付いて瞬間、ハッとした。女房が言うようにパソコンを挟んで両脇には各種の会議資料や、通知文書、雑誌、興味を引く記事が掲載された新聞などが山となっている。年の勢も手伝って最近、読書量はウソのように減ったとはいえ、時折買ってくる本も。両側に設けた本棚が満杯のため、これも書類の山へ。




 女房が言うように、その都度、始末すれば山とならないのだが、「後で参考になる」とか「忘れないために」などと考えて、積んで置くのである。とどのつまり、積み重ねたものは役に立ったためしがないのだが、それを繰り返すのだ。よく考えたら「ゴミ屋敷」の偏屈オヤジと、本質的には変わらない。人間が持ち合わせる«性(さが)»かも知れない。




 亭主の世話を焼く女房にしたって同じこと。嫁入りの頃からのものも含めて、何本もある箪笥の中の着物やジャケットは、まさに「箪笥の肥やし」。考えれば、毎日目に見える机の上の書類の山よりひどい。何かの折に「どうせ着ないものならタンスごと捨ててしまえ」と言ったことがある。普段、目に見えないので、箪笥の中に何があるかも完全に忘れている。




 積んだり、仕舞い込んだものは総じて使わない。ズボラな私たち夫婦に限らず、人間多くはそんなものだろう。片付けの秘訣は捨てること?かも知れない。これ、ホント…。





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No title

好き好んで ごみ屋敷を作ろうと思う人は居ないと思います。都心部では ごみの分別をして 曜日違えてゴミ出しを出来ないお年寄りが増えているのではと考えたりします。 記事の宝物云々は開き直りですね。

https://plaza.rakuten.co.jp/camphorac/diary/201903180000/

No title

 柳居子さんのように物事を«善意»に捉えることが出来る人間は立派です。私のような単純人間はテレビに映し出される「ゴミ屋敷」の偏屈オヤジには、ご近所の方々と同じように憤慨し、正直言ってぶん殴ってやりたい気持ちにもなります。

 社会の秩序を守るためには、場合によって個人の我儘は許されないし、近隣の方々が怒るのは当然。偏屈オヤジのやり方を「社会の仕組み…」と、よくある«評論家先生»のように捉えたら…。
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プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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