趣味のキルト展

キルト1


 へえ~、と思うことがある。玄人はだしという言葉があるが、趣味で始めたことが、やがてプロ顔負けの技を、いとも簡単にやってのけることがしばしばある。もちろん、私のような盆暗には望むべくもないが、そこには人知れない、それへの興味というか執着と努力があることだけは確か。それがまた、技術や奥行きを深めてゆくのだろう。




 先日、甲府市内の総合市民会館でご婦人たちの趣味のグループが開いたキルト展を見せていただいた。普段なら私ごときの野暮天が覗く所ではないが、麻雀仲間でもある高校時代の同級生の奥さんの作品発表とあって喜んで足を運んだ。そこには所狭しと、メンバーの作品が並んでいた。


キルト2



 まさに、へえ~、である。キルトはアメリカやメキシコ、スペインなどの専門店やお土産物屋さんで何度も見たことはあるが、そこで見た≪商品≫と優るとも劣らない作品がずらり。グループの作品発表の場なので作品の脇には出展者の名前が。野暮天の私をいざなってくれたご婦人は同級生の奥さんだから、言わずもがな60歳を超している。


キルト4


 普段は日本一の葡萄の産地・山梨県勝沼町で一丁五反もの葡萄園を栽培するご主人を支え、一年を通しての果樹園の仕事と、シーズンには直売所で観光バスやマイカーでやって来るぶどう狩りのお客さんを見事にさばいてみせる。文字通り内助の功を発揮するのだ。私と同じように、どちらかといえば麻雀しか取り得のないご主人とは、ここから先が違う。




 忙しい畑仕事の合間を縫ってキルトの趣味グループで頑張っているのだ。何年ぐらい続けているかは定かではないが、2年や3年ではないことだけは確かだ。このご婦人、そればかりではない。書道は師についてもう何十年と習い、今では師範格の腕前。毛筆でも硬筆でも、それは見事な字を書く。ご主人はお酒を飲まないのだが、私達、男どもが麻雀や酒に現を抜かしている間に、さまざまな趣味と取り組み、力をつけているのだ。同じ麻雀仲間に限ってみても、定年でその職を後進に譲った元特定郵便局長夫人はピアノの先生、清涼飲料の販売会社を営むオーナー夫人は日本舞踊の師匠。いずれも趣味の域を超えている


キルト3


 キルト展の会場には男性客は珍しい。そんな中で私のような野暮天がもう一人。




 「やあ~、お久しぶり。あなだも義理のお付き合い?」。




 「そうですよ。女房の下働き。小間使いみたいなものですよ」。



 調子に乗って野暮天などとは失礼千万だが、この方は私がサラリーマン現役時代お付き合いをさせて頂いた電力会社の幹部で、実はこのキルト展の主催者、つまり先生のご主人だった。「かみさんの意向を聞いて作品の額を用意したり、展示作業を手伝ったり。いわば小遣さんです」。そのお人柄だろうか、まんざらでもなさそうにニコニコしながら話してくれた。



キルト5


 キルトはヨーロッパの寒冷地で保温着として生まれた。布地の有効利用のために余り布を繋いで作ったのが始まりだという。日本では、この展示会のように多色の布を縫い合わせたパッチワークキルトが主流だそうだ。その織り成す変化は無粋者でも見ていて楽しい。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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