子供たちと情報

 時たま、このブログにお出で頂き、ちょっと辛口のコメントを戴く「柳居子」さんからこんなコメントを頂いた。私の数日前のブログ「ボランティア先生」の中で触れた子供たちのちょっとした一面についてである。


 「『今の子供たちの理解力は優れている』と見るのは単に情報量が我々の世代が子供の頃との比較で 絶対量が多いだけだと私は思います。 知っていても、応用したり 関連付けたりする能力は、昔も今も左程差が有るようには思えないのです」


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 「柳居子」さんはどうやら京都にお住まいのようで、私と同世代らしい。確かにそうだ。今の子供たちは、私たちのその頃とは比べものにならないほど沢山の情報に接しているし、情報を持っている。見るか見ないか、聞くか聞かないかは別として新聞やテレビ、ラジオ、雑誌はともかく、私たちの時代にはなかったケイタイやインターネットだってある。雑誌だって年代や趣味で輪切りにしてくれているから見易いし、第一、飛びつき易いだろう。


携帯電話  


 情報を得るツールも違えば、ルートの幅広さも桁違いに違う。得たい情報の大部分は本屋さんに行かずともパソコンに向かい、インターネットを開けば手に入る。学校に行けば行ったで、休み時間や昼休みにその情報は行き交い、意識する、しないに関係なく交換されるのだ。子供たちは情報の洪水の中にあるといっていい。




 しかし、応用能力はというと「柳居子」さんが言うように確かに疑問。情報量が格段に増大したのに応用能力は今も昔も変わらない。むしろ情報が懇切丁寧に発信されてくるから応用したり、工夫したりしなくて済むのかもしれない。時代の進展が情報の質や内容を変えていくし、それを応用したり、加工する能力すら変化させている。あれほど器用にケイタイのメールキーを打って見せるのにナイフや包丁は使えない。


飯ごうすいさん


 先頃、私たちユネスコの民間グループが毎年恒例に開いている国際子供キャンプに主催者の立場で参加した。舞台は山梨、埼玉両県境の奥秩父山塊にある乙女高原。昼間はクラフトで木工をするのだが、ナイフや鋸の活用はまるでダメ。夕方はキャンプの定番・カレーライスを作るのだが、包丁を使えない子供がいっぱい。ジャガイモやタマネギを切るのに悪戦苦闘するのである。切ることが出来たとしても大きさや幅の程度を知らない。飯盒炊さんとなるとまだひどい。火の燃やし方を知らないのだ。



テントはり


 無理もない。子供たちの日常にそんな習慣や必要性はまったくと言っていいほどなくなっているからだ。ご飯を炊くのは電気炊飯器、食事の支度は全てお母さん任せ。オジサンたちの時代は、そんなものはないので三度のメシはかまどでの煮炊き。毎日の風呂も薪や火吹き竹を使った。こちらは母親の仕事ではなく子供たちの役割だった。家事も子供たち、特に女の子は母親に手伝った。


キャンプ


 人間は火や道具を使う能力を備えたことによって進化し、他の動物を凌駕して来た。しかし情報が豊かになるのと反比例するように、その原点が退化していくような気がする。特に「手先が器用」といわれて来た日本人はどこへ行くのだろうか。ものづくり日本は?




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Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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