泣きっ面にハチ

 「泣きっ面にハチ」「弱り目にたたり目」。昔の人は、うまい格言を残したものだ。人間、良くないことが一つ起きると不思議というか皮肉なことに、それが重なるもの。ご親族の葬儀の帰り道、家族もろとも交通事故で死亡、などというお気の毒な報道を目にすることもある。

病院2

 私の場合もこの「泣きっ面にハチ」「弱り目にたたり目」。一年ちょっと前、自らの不注意が原因で、未だにムチウチ症(頚椎捻挫)のリハビリ治療に通っている。それはそれで仕方がないと諦めているのだが、今度は中耳炎を患い同じ病院の耳鼻科へ。女房からは「子供みたい」と、笑われる始末。一ヵ月近くもかかってそれが治ったと思ったら、今度は「帯状疱疹」なるものに。女房が言うように中耳炎は、悪ガキの頃、水遊びが原因してか患ったことがある。しかし「帯状疱疹」は初体験。



 横っ腹から背中にかけて帯状に≪みみず腫れ≫のように赤く腫れあがった。最初は畑仕事で虫にでも刺されたのかなあ~と思っていたら、むずがゆさばかりでなく、その範囲が次第に拡大、今度はお腹まで痛くなった。下痢の症状もない。おかしいな、と思いながらも半信半疑。「お酒の飲み過ぎ」ぐらいに考えて、一人で虫刺されの余り薬を塗っていた。


塗り薬


 これを見ていた女房殿。「お父さん、これ虫刺されなんかじゃあないですよ。帯状疱疹に間違いないわ」と、心配そうに言うのである。「おまえ、医者みたいなことを言うじゃないか」と言ったら「以前、私のお姉ちゃんがやっぱり虫刺されぐらいに思っていて重くしてしまい、長く苦しんだことがあるのよ」と解説付きで医者に行くよう促した。




 医者の見立ても女房が言う帯状疱疹。この病は痛みがお腹など別の所に放散するのが特徴だという。お酒の飲み過ぎではなかった。医者はズボラな私を戒めた。女房は、もっと叱ってやってください、と言わんばかりに「全く、あなたは何時もそうなんだから・・・」。その日から点滴と投薬の治療が始まった。


点滴


 この医者は隣村(地区)で代々内科小児科医院を開業している院長さん。私にとっては従兄弟で、困れば飛んで行く。いわばホームドクターだ。お父さんやおじいさんの現役時代もそうだったが、私の家族の身体は知り尽くしていて、例えば私の細い血管への注射も難なく決める。点滴を受けながら「おまえは注射がうまいね」と言うと、こんな答えが。





 「俺たち地域の開業医は毎日、子供からお年寄りまで診ているんだ。中には血管まで痩せ細って見えないお年寄りだっている。大学病院の勤務医のように分業や看護師に委ねるようなことも出来ない。開業医はまさに患者さんと一対一のスキンシップ。注射だって上手になるさ」




医師


 従兄弟の日常を見ていて「地域の開業医は大変だなあ」とつくづく思う。医院での診療ばかりでなく往診もする。平地ばかりでなく山間地もある。急患があれば電話一本で飛んで行かねばならない。曜日も夜、夜中も関係ないのだ。地域医療をまさに支えているのである。地域の人たちから見ると頼りになる≪赤ひげ先生≫。一方ではその分、ストレスだって溜まる。そんな時には休日、思い切ってゴルフへ。大学時代に習ったというゴルフは一級の腕前だ。




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やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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