日本車が自動車王国を席卷

車
 約20日間のハワイ、アラスカ、ヴィクトリア、シアトルの旅を終えて日本に帰ったら、ちょうど、その日の新聞はトヨタ自動車のアメリカでの売り上げダウンと販売計画の修正を伝えていた。アメリカ経済の落ち込みが原因の一つらしい。
 トヨタ社の販売計画の修正はともかく、私は20日近くの旅でアメリカにおける日本車の多さに正直ビックリした。トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱、いすず。片側1車線、2車線の日本と違って、5車線、6車線と道路の構造こそ違え、そこを埋める車を見る限り、日本の国内を走っているような錯覚に陥りもした。
それもそのはず。シアトルで聞いたガイドの説明では全米の日本車の占有率は40パーセントを超すのだそうだ。ハワイでは日本車はもっと顕著で、完全に逆転しているように見えた。日本車に混じって、アメリカの国産車やベンツ、BMW、アウデイなどの外車が走っているようにすら見える。
そのタイプというか大きさも日本車とほとんど同じ。その昔、羽根を後ろに広げたような大型で、デラックスなアメ車は1台も見られない。日本で時々見かけるそのキャデラックやフオードなどの存在がむしろ不思議なくらいである。ただトラックのタイプは日本とちょっと違う。日本のトヨタ車などもアメリカ車に合わせているようで、いかにもゴツイ。広い国土がゆえに、長距離を走らなければならないからだろうか。
キャデラックやフオードなど大型のアメリカ車が姿をけす一方で、顕著なのは日本のような小型車が走っていないことだ。したがってここでは小型車という区分すらないのだそうだ。これとは対照的に数年前に行ったフランスでは小型車のオンパレードであった。シャンデリゼ通りや凱旋門などまで小型車であふれていた。原油高は進む一方。アメリカも小型車時代を迎えることは間違いない。いかに道路が整備され、自動車の国といっても庶民は原油高には勝てないだろうし、はしこい日本の自動車産業はこの機を逃すまい。

シアトルの道路
もう一つ車の色だ。日本では落ち着いた、というより汚れにくいといったほうがいいかもしれないが、白が多い。しかしここでは赤、青、黒、黄色、もちろん白もあるが、きわめてカラフルである。両側で10車線を超す日本では高速道路並みの道路が立体で、縦横に走る。カラフルな車の広い帯は周囲のビルや木々の緑と見事に調和していた。すべて一般道のこの道路の制限速度は日本の高速道路並みである。
 自動車王国アメリカ。これに対して日本はいわば後進国。日本がボツボツ車社会に突入しょうとしたのは昭和40年前後だろう。それを照明するような歌がある。昭和39年(1964年)に発売された小林旭の「自動車シヨー歌」がある。その歌詞にはトヨタ,日産など日本車を盛り込んでいるが、パッカード、シボレーなどアメリカ車のウエートが大きく、ベンツ、ジャガーなど英国、ドイツ車の群を抜いている。アメリカが栄光の時代であったことは間違いない。それから40年を過ぎた今、日本は、その座をアメリカと変わろうとしているのである。
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Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
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