身近に感ずるパラリンピック

 あのオリンピックのような熱気は伝わってこないが、今、北京では愛称「鳥の巣」を中心に、パラリンピックが佳境を迎えつつある。そう言っては叱られるかもしれないが、4年前、8年前は見向きもしなかったパラリンピックを自分でも不思議に思うほど関心を持ってみている。


 8月28日付けの「もう一つのオリンピック」でも触れたが、山梨市出身の義足のハイジャンパー 鈴木徹選手が出場しているためだ。同じ部落に住む青年である。鈴木選手は4年前のアテネにも出場している。しかし、郷里・岩手の青年であることは知ってはいたものの、ずっと甲府で暮らしていたこともあって、正直言って親近感はなかった。


 不思議なものだ。それが、壮行会に出たり、直接、本人と言葉を交わしたりすると、親近感はいや応なく増す。恐らくそうであろう親、兄弟、親戚のように北京まで飛んでいってしまうほどではないが、選手への期待や関心は人一倍だ。



 9月6日の開会式で、鈴木選手は日本選手団の旗手を務めた。28歳とは思え堂々とした旗手ぶりだった。人間にはどこかに郷土愛とか母国愛というものがちゃんとある。毎年夏の高校野球もその一つだ。甲子園で汗にまみれて頑張る郷土のナインにテレビの前で熱狂し、拍手、声援を送る。普段、野球に関心を持たない人までもだ。



 
国レベルで言っても同じ。日本の選手が表彰台に上がり、国歌・君が代が流れ、国旗掲揚台に日の丸が揚がると、自分の事のように感動し、胸がジーンとするのは私ばかりではあるまい。人間が本質的に持つ国家愛とか郷土愛、その言葉がふさわしくないとしたら、身近なものへの愛の表れであろう。

日の丸

 
愛国という言葉や君が代に異常とも思えるほどヒステリックになる一部の文化人や教育者達はオリンピックを舞台にした日の丸や君が代をどんなように受け止め、反応しているのだろうか。まさか、いつものように「軍国主義の復活。とんでもない」などと目を吊り上げている訳ではあるまい。同じように感動し、拍手を贈っているはずだ。  スポーツにはおよそ本音も建前もない。教条的、と言ったら失礼かも知れないが、凝り固まったことばかり言う一部文化人や教育者たちと違って、そこにあるのは一心不乱の勝負への挑戦だったり、果てしない記録へのチャレンジだ。そこには微塵の屁理屈もない。あるのは結果だけだ。

テニスボール

 
パラリンピックを伝えるテレビに映る選手達。片足で泳ぐ選手もいれば両足が義足のランナーもいる。車椅子でテニスやバスケットボールに挑むアスリーとも。共通しているのは不屈の精神力であり、底抜けの明るさである。自分の持つ障害などものともしない。義足のハイジャンパー鈴木選手も同じだ。



 
健常者であれば障害者をいたわらなければならないことは当然。パラリンピックの選手達は障害者のエリート、と言う人がいるかも知れないが、彼らから言外に教えられるのは、どんな境遇であろうと「いつも前向きであれ」ということだ。健常者も障害者もない。



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Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
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