足の退化

靖国神社


 地下鉄を降りたら、目の前に靖国神社の大鳥居が。東京は九段下。関東ブロック1都10県連の人権擁護委員代表の研修会と事務局長会議の会場になった東京法務局は、そこから目と鼻の先。歩いて7~8分の距離だが、久しぶりの東京の道は、やたらと遠く感じた。歩くのが遅いばかりではない。すれ違う人が多いから、気分的にも疲れる。そんな田舎者をよそに後ろから来る歩行者はどんどん追い越していく。ホテルや懇親会場への道も同じだ。


都会



「東京は人が多いよなあ・・・。あんなに沢山の人、どこから湧き出て来るのかねえ…」


 山梨市の片田舎。二日にわたった会議を終え、我が家に戻ってホッと一息。そんなことを独り言のように、つぶやいたら、うちのかみさん、


 「お父さん、何言っているのよ。そんなこと当たり前じゃあない。山梨県は90万人足らずだけど、東京には1,200万人もの人がいるのよ。昼間人口となると、その3割増くらいになるんじゃない…」



 そんなことは分かっている。私が言いたかったのは、人が多くてくたびれるということだ。まだ、そんな年齢ではないから≪歳のせい≫ではないだろうが、足が弱くなったことだけは確か。勤めをリタイアして田舎暮らしにどっぷりつかったツケかも。都会の雑踏に着いていけなくなっている自分を実感せざるを得なかった。


 都会


 つい10年、いや5~6年前までは、そんなことを感じさえもしなかった。むしろ、その雑踏が小気味よく、いい刺激にもなった。私たち山梨県人はJR中央線の先にある東京・新宿を山梨の表玄関のような所と受け止めている。特急の「あずさ号」や「かいじ号」で新宿駅に降り立ち、雑踏の中にハマると元気をもらうような刺激さえ覚えたものだ。夜のとばりが下りて歌舞伎町のネオンを見ると心が騒いだ。若い時は、ぼったくりバーを半ば承知で、飲み歩いたことも。


都会


 ところがどうだ。そんな時代がウソのように列車を降りて見る人、人、人が、うんざりするのだ。そればかりではない。そこからまたJRや地下鉄(メトロ)への乗り換えだってある。アクセス通路がまた長い。切符売り場ばかりでなく、特に地下鉄の場合、出口でハタと戸惑うのだ。若い頃はそんなことは絶対なかった。日常の習慣や慣れもあるのだろう。まるで泳ぐように歩く都会の人たちを尊敬したくなる。





 足が弱い、足が遅いのには、それなりの訳がある。田舎暮らしをすればするほど歩くことを忘れるのである。≪足≫はドア・ツー・ドアのなのだ。山梨県の場合、公共交通機関は極めて稀薄。ローカル線のJR身延線と小海線がわずかに走っているものの幹線のJR線は県土を東から西に縦断する中央線1本だけ。連結路線バスも間引きされるばかり。


車_convert_20111014071257


 勢い、人々はマイカーに依存。ドア・ツー・ドアになるから歩かない。久しぶりに東京を歩いてみてそう思った。都会に住む人たちは毎日の通勤だけでも5~6km。多い人は7~8kmは歩いているのだろう。ゴルフ場に換算すれば1ラウンド分だ。知らず知らずに足腰が鍛えられるはず。それと比べると、田舎者はどんどん足を退化させているのである。




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耕す事で鍛えられる

健康を考えた場合、田舎暮らしのほうが良いと思っていました。都会に出て歩く事が多いのに気付かれるのは最もだと思います。地下鉄などの乗換えでも相当の距離を歩きます。ドア・トゥー・ドアをしない生活に変えれば言いだけの話です。私は夕方に5キロメートル走る事によって足腰の退化を防ごうと考えています。田舎なら散歩もジョギングも楽しみながら出来るのではないでしょうか。笛吹川に釣りに行ってもよし、近くの丘に登ってもよし、ワイン工場に行くのも良いでしょう。羨ましい環境だと思います。畑で耕す事でも鍛えられます。
三角窓が付いた車、懐かしいです。

人間とは弱いもの

 人はおしなべて楽な道へと走ります。頭で考えれば歩いた方が健康のためにもいいに決まっているのですが、それが出来ないものです。外に出ればそこに車があるものですから、つい・・・。近くの買い物や幼児に行く時も車に乗ってしまうのです。田舎者ほどモノグサかもしれませんね。
 小生活も都会と田舎の差はないのでしょう。いわゆる飽食の時代にあって、歩く量の差は平均寿命の差にも比例して現れて来るのではないかと思います。
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プロフィール

やまびこ

Author:やまびこ
 悠々自適とは行きませんが、職場を離れた後は農業見習いで頑張っています。傍ら、人権擁護委員の活動やロータリー、ユネスコの活動などボランティアも。農業は見習いとはいえ、なす、キュウリ、トマト、ジャガイモ、何でもOK。見よう見まね、植木の剪定も。でも高い所が怖くなりました。
 ブログは身近に見たもの、感じたものをエッセイ風に綴っています。

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